生徒さんのレッスン日記 2025年4月

年度初めでしたがお休みされる方も案外いらっしゃらず、通常通り個人レッスンとオンライングループレッスンを行いました。単発レッスンでCubaseの不具合対応もしました。

また、4月27日には第3回ハモレレオープンマイクも開催しました。

2025.4.17エンジョイクラス
2025.4.27エンジョイクラス

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Aさん:低音が鳴りにくいようでした。Aさんは口の中の縦の領域はしっかり作っておられるようですが、特に吸い音のときに息の量が足りない印象です。体幹からある程度勢いよく(口先ではなく)吸うことができれば解決するのかも知れませんが、もともと呼吸の浅い方もいらっしゃって一朝一夕で解決できない場合も多いです。
そこで「ヒェ」と発音する時のような口の中の形にしていただき(唇はマウスピースを咥える形のまま)、口先を使わず背中、腰から吸うイメージで音を鳴らしていただきました。すると、ご本人も驚くほどスッと音が出て喜んで帰られました。
後日、Aさんと似た状況の方にも同様に試したところ、数名の方に効果がありました。
この方法は、唇や口周辺の力みの強い方には当てはまらないのですが、口の中を広めにキープされていて、なおかつパワー不足の方にはハマる場合がけっこうあるように思います。少しずつ深い呼吸ができるようにしていく必要はあると思いますが、音が鳴りにくいストレスが軽減するのは大きいと思います。

Bさん:今度は高音域のお話です。高音域になると音がつまったような感じになられるので、口の中に風船が入っているみたいに、大袈裟に口の中を広く大きくしてみてくださいとお伝えしてみました。
すると、音に透明感が出て気持ちよく音が出るようになったと感じられたようでした。客観的にはレガートさも増したように思いました。
Bさんには時々お伝えすることなのですが、どうしても楽譜に集中すると二の次になってしまわれるようです。Bさんに限らず、他の方にもあることです。なので、忘れた頃にお伝えするようにしています。

音の鳴らし方についてはいろんなアプローチがあるとは思いますが、高音域は中音域、低音域よりも口の中を広くして、隣の音が出ない範囲で唇も緩め大きく咥える感じにすると鳴らしやすくなると思います。

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Cさんから、ウサギさんのグッズのセットをいただきました。すごく可愛いです!ありがとうございました。

先月レッスンを受講してくださったみなさん、ありがとうございました!