【しあわせ音楽ライフ♪】わからなくても大丈夫! #015
ハーモニカはもちろん、全ての楽器愛好家の方に向けて、趣味の音楽で幸せになるための方法や考え方についてお伝えしています。
みなさんの音楽生活をより楽しく充実したものにして、楽器演奏を通じて幸せになっていただけるヒントを提供するコンテンツ作りを目指しています。
文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。
わからなくても大丈夫!
今回は、音楽仲間と音楽談義をする場面で、話の内容を全部理解できなくても大丈夫です、というお話をしたいと思います。
当教室ではオンラインのグループレッスンを定期的に開催しているのですが、話の内容が難しくてわからないことがあるというお悩みを、あるベテランの生徒さんからいただきました。
結論を先に言うと「気にする必要は全くないです!」という一言に尽きると思います。
みなさんは、服や趣味などの雑誌を一度は買われたことがあると思うのですが、興味のある記事を重点的に読まれることが多いのではないかと思います。もちろん、全ての記事をしっかり読まれることもあるかもしれませんが、ファッション雑誌であれば趣味に合わない服や小物も載っていると思うので、読み飛ばすこともあるのではないかと思います。
音楽談義も、興味がない話題は気にせずスルーすればいいですし、ご自身が知らない、わからない、興味がないことに対して、引け目を感じたりネガティブな気持ちになる必要は全くないと私は思います。歴が長さは関係なく、それまで興味を持ってこなかったことは知らなくて当たり前ですし、恥ずかしことでも何でもないです。人の目は気にしなくてよいですし、案外まわりの人はなんとも思っていないことが大半なのではないかと思います。
もし、わからない話題について知りたければ質問してみてもよいと思います。もしかしたら同じように思っておられる方が他にもいらっしゃるかもしれませんので、思い切って質問してみることは他の人のためにもなる可能性が高いように思います。
私の体験談を少しお話ししますが、20年近く前、私がパソコンでレコーディングをする「宅録」をはじめた頃、機材のことやパソコンのソフトのことが全くわからなかった私に、お世話になっているギタリストの方が「DTM(パソコンで音楽制作をすること)雑誌を、とにかく1年間意味がわからなくても買い続けろ」とアドバイスくださいました。私は真面目に1年間買い続けて、最初は書いてあることの大半が意味不明でただ写真を眺めているだけだったのですが、気付けば1年経った頃には雑誌の内容がだいぶわかるようになっていて、宅録も普通にこなすことができるようになっていました。
何が言いたかったかといいますと、音楽談義の話の内容にわからないことがあっても、みんなで集まったり音楽の話をすることが好きなのであれば、わからないことは気にせず参加し続けるのがいいのではないかということです。参加を続けているうちに、気付けば少しずつ話の内容がわかるようになってくるはずです。
そして、そもそも全てを理解する必要もないので、情報を取捨選択して、楽しみながらご自身に必要な情報を得るという考え方も必要かもしれません。人の目を気にしたりネガティブな気持ちになってしまうと、本当に必要だったり、知ることでプラスになる情報を得るチャンスを逃してしまうことにもなり、とても勿体ないと思います。
共通の趣味を持つ仲間と集まったり話をするのはとても貴重な場だと思うので、是非楽しく参加していただければと思います。