【しあわせ音楽ライフ♪】肯定形で考える #012
ハーモニカはもちろん、全ての楽器愛好家の方に向けて、趣味の音楽で幸せになるための方法や考え方についてお伝えしています。
みなさんの音楽生活をより楽しく充実したものにして、楽器演奏を通じて幸せになっていただけるヒントを提供するコンテンツ作りを目指しています。
文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。
今回は、楽器を演奏するときのフォームを改善したり、苦手な箇所を克服したいときなどに、どのように考えながら練習すると効果的なのかというお話をしたいと思います。
今みなさんに直したいと思っているフォームの癖があるとします。例えば、ポピュラークロマチックハーモニカの世界では、基本的には穴の移動のときに首ではなく楽器の方を動かすというのが一般的です(もちろん、首を動かしていてもすごく上手なプロの方もいらっしゃいます)。
仮にみなさんが、首が動いてしまう癖を直したいと思っているとして、このときに「首を動かしてはいけない!!」と思うよりも、「楽器の方を動かしたらいいのね~」という風に考えていただくことをお勧めします。
その理由は「~してはいけない」と思うと過剰な力みが生じてしまい、スムーズな動きを妨げてしまう可能性があるからです。
そして、苦手な箇所にフォーカスし過ぎないことが大切です。
何事も、一つの問題にフォーカスし過ぎると、その問題が自分の中で大きくなり過ぎてしまいます。良い点を伸ばすという視点も必要なのではないかと思います。
また、「いけない」「ダメ!」と否定形で考えることが自己否定につながってしまい、自己肯定感の低い状態で練習を続けることで練習の効果が出にくくなってしまうことも考えられます。
当教室の個人レッスンでは、1レッスン毎にその日レッスンでお伝えしたことと次回の内容などをメールでお伝えしているのですが、どうしても「~しないようにする」という表現をさけられないこともあります。その場合は極力「~する」という風に、肯定形の文言を付け加えるようにしています。
もし「~してはいけない」という意識で練習をすることの多い方がいらっしゃいましたら、肯定形の文言に変換するか、言い換えが難しい場合は「~に注意するけど、~ならOK」など、最後に肯定形の文言を付け加えるようにしてみてください。そして、あまり問題にフォーカスし過ぎず「こうすればうまくいく」という風に前向きに捉えて練習をしてみてください。
少しでも参考にしていただけましたら幸いです。
最後までお聞きくださり、ありがとうございました。