【ハーモニカラジオ】体幹が使いやすくなる姿勢 #009
クロマチックハーモニカ初心者、中級者の方向けの音声コンテンツです。
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体幹が使いやすくなる姿勢
体幹、腹筋を使って演奏しやすくなる姿勢についてお話ししたいと思います。
まず「腹筋」は大きく分けて3種類あるそうです。お腹の表面にある腹直筋(鍛えられると、所謂「シックスパック」になる)と、胴体の左右にある腹斜筋、そして、体幹やインナーマッスルと言われる腹横筋があります。腹横筋は筒状になっていて内臓を覆っています。
ハーモニカの演奏には、主にこの腹横筋を使うそうです。なお、この腹横筋は表面にある筋肉と違って年齢に関係なく鍛えることができるそうです。
腹横筋を使って演奏しやすくなる姿勢についてまとめてみましたので、一つずつ解説したいと思います。
- 頸椎(背骨の首の部分)1つ1つの間を広げ、頭頂部から糸で引っ張られるようなイメージで立つ、もしくは座ります。背中と後頭部から気持ちよくスッと伸びる感じです。無理に背筋をピーンと伸ばそうとする必要はありません。
慣れてきたら、伸びながら猫背になっても大丈夫です。所謂「ハーモニカ奏者特有の猫背」と言われるものですが、一歩間違えると縮こまってしまい首と喉が詰まった状態になって逆効果なので、わからないうちは真似をしない方がよいと思います。 - 肩は楽にしておき、胸は張らないようにします。両腕をだらんとさせた状態で肩を一度耳に近づけ、そのまま肩をほんの少し背中側へ引いたあとストンと落とします。
※社交ダンスなど経験者の方は、胸を張りすぎていたり、肩を引きすぎてしまわれる場合があるのでご注意ください。 - 足裏は均等に地面につけ、椅子に座る場合は背もたれにもたれずに骨盤を立てます。
※左右の座骨が均等に、椅子に突き刺さるイメージ。 - 両足は平行にしておき、肩幅もしくは首幅の間隔を開けておきます。
※ある程度体幹を使って音を出すことができてきたら、この項目は意識しなくてもかまいません。 - 出っ尻になったりお腹が突き出ないようにします。お腹と背中を寄せ合いながら上へ引き上げるイメージですが、肩は落としておきます。
- 地べたに座っての練習は極力しないようにしましょう。また、譜面台を用意し、楽譜を適度な角度に立てた状態で見るようにしてください。
- 立位の場合、足の骨のバランスで立つのではなく、膝をほんのわずか曲げ、膝まわりの筋肉を使って立つようなイメージを持つとよいです。腹筋に適度に力が入りやすくなります。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
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