【ハーモニカラジオ】愛用楽器は恋人みたいなもの?! #008
クロマチックハーモニカ初心者、中級者の方向けの音声コンテンツです。
今回は、愛用楽器に対する私の考え方と楽器との付き合い方についてお話ししたいと思います。
ラジオ感覚で聞くことができて練習のコツがわかるコンテンツを目指しています。
文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。
取り上げて欲しい内容などありましたら、お寄せいただければと思います。
愛用楽器は恋人みたいなもの?!
今日は、愛用楽器に対する私の考え方をお話ししたいと思います。
私は現在、スズキのファビュラスという機種をメインで使用していますが、愛用楽器というのは基本的に配偶者や彼氏、彼女のようなものではないかと思っています。
楽器は人ではありませんが相手に完璧を求めることはできないと思っていますし、100%自分自身の思い通りになるとも思っていません。
一緒になったら、多少は相手に歩み寄ってもらうことはできるかもしれませんが(楽器の場合は調整などで)、基本的には私自身が相手に歩み寄ることが必要だと思っています。
随分前ですが、それまで10年以上愛用していたHOHNER Super64(当時のモデル)から今のファビュラスに乗り換えた際、吹き方といいますか、リードへのアプローチは多少変えています。ファビュラスはSuper64に比べてリードの作りがしっかりしているのか、Super64から乗り換える際に同じ音が続く時のタンギングがやや入れにくいと感じましたし、他にもいくつか違いを感じた点はあります。感じ方は人それぞれかもしれませんが、Super64の方が小回りが利くのかもしれません。
しかしながら、国産ならではのしっかりした作りと製品ムラのなさ、そして、芯のある太い音が出る点が気に入っています。
楽器に対して具体的にどのような点を最重要と考えるかは人それぞれだと思います。私はファビュラスがいいと思っていますが、シリウスがいちばんと感じる方やSuper64がいちばんと感じる方など、それぞれいらっしゃると思います。
ネットで見かける口コミやレビューも参考になりますが、最終的には自分自身の判断になると思います。幸いクロマチックハーモニカは入手しやすい価格帯の機種が多いので、一度自分のものにしてしっかり付き合った上で判断していただくのがよいと私は思います。
あと、試奏もある程度参考になりますが、私自身の経験ではやはり一度購入して1ヶ月以上しっかり向き合わないと、その楽器の本当の性格や良さはわからないと思います。
出会って付き合ってみて、自分自身が歩み寄れるところまで歩み寄って、それでもどうしても納得できなかったら、また新しい出会いを探すか、昔の恋人の元へ戻ればいいと思います。人と違って、楽器はいつでもその気持ちを受け入れてくれると思います。
以上、私が考える愛用楽器に対する考え方と向き合い方について記してみました。参考にしていただけましたら幸いです。
ご注意)教室に通われている方は、講師の先生の指示に従ってください。特に、初心者の方におかれましては、最初は先生が勧めておられる機種を購入されるのがよいと思います。