【ハーモニカRadio #007】正しい?!基礎練習の取り組み方
クロマチックハーモニカ初心者、中級者の方向けの音声コンテンツです。
今回は、時間と労力を無駄にしない、効果的な基礎練習の取り組み方についてお話ししたいと思います。
ラジオ感覚で聞くことができて練習のコツがわかるコンテンツを目指しています。
文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。
取り上げて欲しい内容などありましたら、お寄せいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
正しい?!基礎練習の取り組み方
スケール練習や吹き吸いレバリングの練習など基礎練習は、惰性で取り組んでいては効果が半減してしまいます。
注意するポイントをまとめましたので、よろしければ参考になさってください。
- 途中の小節からでも演奏できるようにしておく。例えば、スケール練習であれば下りの最初からでも演奏できるようにしておく。
- 必ずメトロノームを使って練習し、メトロノームの設定はときどき変更してみる(演奏できる速さの半分の速さでも演奏できるようにしておく)。
- 常に頭の中で演奏している音が鳴っている状態で演奏する。普段固定ド読みをしている場合は、常に正しい音名が頭の中でイメージできているようにする。
- 基本的には抑揚は付けず、音量は一定にする。ぷわ〜んと後追いにならないようにする(後追いはレガートではない。スケール練習でいうと、最初の音が最後までずーっと続いているように演奏できることが理想)。
- 吹き吸いや速度、演奏内容によって音量が変わってしまわないようにする(テンポが速くなると音が小さくなるというようなことがないようにする)。ロングトーンとスケール練習の音量差が大きい場合は注意。
- 音と音の間になるべく隙間ができないようにする。一つ一つの音の音価を、常に100%に近づけるようにする。
途中から演奏することや速度を遅くすることが苦手だったり、その日によって出来具合に大きくムラのある場合などは、手癖的に練習してしまう癖が付いており、スケール練習であればそのスケールを正しく覚えることができていないことが考えられます。速度を落として音と動きを正確に覚えることを意識して取り組んでください。
音量を一定に保つことができない、ロングトーンとスケール練習に音量差がある場合などは、正しい音の出し方ができていない可能性が高いです。アプローチはいろいろあるかもしれませんが、特に体幹の筋力が弱い方や小柄な体格の方などは、体幹での支えを意識して練習されるとよいかと思います。
参考にしていただけましたら幸いです。