生徒さんのレッスン日記2022.6.8
今日は4名の方のレッスンで、通学の方はお一人でした。
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Aさん:80歳になられているのではないかと思うのですが、とてもお元気でハーモニカにも熱心に取り組んでおられます。
普段から足を踏んでリズムキープをされているのですが、発表会など本番でも同じようにされたいとのこと。座って演奏した方がよいかというご質問をいただきました。ご年齢的には座って演奏していただくのが安全だと思うのですが、立位の方が音自体はしっかり出ると思うので、少し返答に悩みました。
Aさんには、立位の方が音は出やすいけれどわずかな差なので(人による部分も大きいと思いますがAさんの場合は)、安全面を考慮して検討してほしいとお伝えしました。立位での演奏を希望される場合は、日頃から曲練習の時に立って練習するなど慣れておくことと、足を踏むときは一般的に踵を使う方が安定しやすいことも伝えました。
とてもお元気でいらっしゃるのですが、くれぐれも安全第一でお願いします。
Bさん:今日の発表会で演奏される曲に取り組みました。シンコペーションのフレーズをレガートに演奏されているのが気になったので、実際の音価の半分程度にしていただき、残りの半分を休符で表現していただくようお伝えしました。曲調やフレーズにもよりますが、ポピュラーソングの場合、シンコペーション(裏のリズム)のフレーズでは実際の音価よりも短く表現することが一般的だと思います。
次の演奏ですぐに修正され、フレーズにスピード感が出たように感じました。
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ここしばらく、いろんな年代の昭和歌謡を聴いています。先日、菅原都々子さんの90歳の時のステージを観ました(現在は94歳とのこと)。90歳とは思えない歌声にとても驚いたのですが、歌う前は椅子に座っておられたものの、イントロがはじまると両隣にいらしたMCのお二人にサポートされながら立ち上がられ、マイクを持たない方の手で椅子の背もたれを持って歌っておられました。やはり、立位の方が声が出やすいのでしょう。
歌っておられる間、両隣にMCの方がずっと付いておられたのですが、ときどき彼らと目を合わせて笑顔で歌っておられたのがとても印象的でした。
今日レッスンを受講された皆さん、お疲れ様でした!