生徒さんのレッスン日記2022.6.4

前半はスタジオ、後半は自宅でのオンラインレッスンでした。

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Aさん:暗譜をしやすいように、固定ド読みにチャレンジしようとされているとのことです。もともと幼少期の楽器経験がおありだったためか、これまでは「ラララ〜」など音の高さのイメージのみで演奏をされてきたとのことでした。ただ、ご本人がおっしゃるには、それでは暗譜が年々難しくなってきたとのことで、ドレミで覚えられればと考えられたそうです。
このときに、シャープやフラットの付く音をどうするか?という問題が出てきます。普通にドレミで読む方法と、#や♭の音にオリジナルの音名を割り振るという方法もあります。
一般的には前者なのかもしれませんが、一部の教則本などで後者を推しているものもあり、私自身も一部で後者を取り入れており便利だと感じる点もあります。
ただ、固定ド読みで後者を行うと、調によってはほとんどがオリジナルの音名になってしまい、慣れるのにすごく時間がかかってしまいそうです。
(Aさんがご覧になった教則本では後者を推していたようですが、同時に移動ド読みを推しているとのこと)
Aさんとじっくり話をして、しばらく後者を試していただき、様子を見ていくことにしました。
固定ド読みの場合、よほど多くの臨時記号が付く楽曲でなければ、例えばキーFのときのシの音であれば自動的にフラットがつくので、オリジナルの音名をあてがわなくてもシ♭ということが認識できると思います。
あと、これは人によって意見がわかれる部分かもしれませんが、フラット系のキーでもシャープに置き換えず読むことに慣れた方がいいと私は思っています。
Aさんにとって、いちばんよい方法を一緒に見つけていきたいと思います。

Bさん:前回のレッスンの時に発表会出演を決められましたが、今日来られてピアノと一緒に演奏したいとおっしゃいました。せっかくの機会なので生演奏で出演したいとのことでした。最初は出演も悩んでおられたのですが、Bさんの意欲を感じました。前回以上に音色にも現れていて、とてもしっかりとした音で演奏されていました。

Cさん:9/8の曲にチャレンジされています。イチニイサン、ニイニイサン、サンニイサンというリズムで、メトロノームを3拍子に設定して演奏されていましたが、スローな楽曲のためテンポキープが難しく走り気味になってしまわれました。慣れるまでの間、メトロノームを「キココキココキココ」と鳴るように設定し、曲調を考慮して「ココ」の音を小さくして練習していただくようお伝えしました。
Cさんはもともと吹奏楽をされていてリズムキープはしっかりされるタイプなので、すぐに慣れられるのではないかと思います。

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レッスンを受講された皆さん、お疲れ様でした!