生徒さんのレッスン日記2022.5.26

今日は5名の方のレッスンで、うちお一人が2コマ連続受講、お二人の方が通学受講されました。

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Aさん:「曲を演奏しながら足でBeatを踏む(この場合1拍ずつ足を踏むこと、テンポキープ)ことができるようになるにはどうしたらよいですか?」というご質問をいただきました。現状は、どうしてもハーモニカで音を出すタイミングに引っ張られてしまうとのことです。
まずは、メトロノームを使ったロングトーン練習で1拍1回足を踏む練習をしていただくことをおすすめしました。少し慣れたら、今度はスケール練習で同様に練習します。スケール練習を八分音符で演奏していて、1拍(四分音符)1回足を踏むのが難しい場合は、テンポを落とした上で1拍2回(八分音符)足を踏み、慣れてきたら1回に減らしてください。
リズム練習でも足を踏んで演奏することをおすすめします。足を踏むことに慣れてきたら簡単な曲でも実践し、曲の難易度を徐々に上げていってください。
私も、初心者の頃に取り組みましたが、慣れるまで2,3ヶ月かかりました。
足でBeatを踏めるようになるとテンポキープがしやすくなって便利ではありますが、ハーモニカの操作などとはまた違う運動能力を必要とするので、馴染めない方は無理にできるようになる必要はないと思います。

Bさん:いつも通り、基礎練習の後課題曲に取り組みました。前回、同じ音が続く箇所でのタンギングが重すぎるというのが課題だったのですが、練習をされてだいぶ改善していました。ただ、フレーズによってはやや重い箇所があったので、フレーズや音域にあわせて加減を調整していただくようにお伝えしました。Bさんの場合、八分音符で同じ音が続く箇所でのタンギングを素早くすることで改善しました。状況に応じていろいろ試していただければと思います。

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Aさんは、ご自身が五十歳代で音楽経験無しから楽器を始めておられるためにBeatを足で踏むのが難しいのではないかとおっしゃっていました。実は、BさんもAさんとほぼ状況が同じだったのですが、曲を演奏しながらBeatを踏むことができるようになられています。Bさんに伺ってみると、やはりスケール練習やリズム練習で徐々に慣れていったとおっしゃっていました。
もちろん、状況が同じだからと言って全員が同じ結果になるというわけではないと思うのですが、まずは易しいところから取り組んでいただければと思います。

今日レッスンを受講された皆さん、お疲れ様でした!