練習できる時期、できない時期
当教室の受講生は社会人の方が大半を占めているのですが、お勤めをされているとどうしても忙しい時期というのが中長期的に続くという場合も少なくないと思います。
当教室には10年以上在籍してくださっている方が10名近くいらっしゃるのですが、お勤めをされている方はみなさん忙しい時期のコントロールの仕方がとても上手です。
お仕事が忙しい時期は上手く休会制度を利用して休まれたり、レッスンを楽器のメンテナンスの時間に利用したり、月2回のレッスンのときにしっかり練習するという風に、取り組み方を上手く切り替えて継続されています。
基本的に、レッスンは日頃の練習の成果を聞かせていただいてそれに対してこちらからアドバイスさせていただくのが一般的だと思うのですが、忙しくて日々の練習が難しい時期はレッスンの受け方を変える必要があると思います。
自宅で練習できなかったことに対して罪悪感を持ったり勿体ないと感じることなく、レッスンの時にしっかり練習して有意義な時間にするという風に、考え方を切り替えていただくとよいです。
(レッスンに行きづらくなって辞めてしまい、ハーモニカからも遠ざかってしまう方がよっぽど勿体ないし残念なことです、、。)
10年以上在籍されているある生徒さんは、仕事が半年から1年くらい忙しくなられる時期がこれまで何度かありましたが、毎回前述のようなレッスンの受け方で継続をされてきました。
ほとんど練習ができず前回のレッスン内容を思い出すのが精一杯という時期もおありですが、長期的に見るとかなり上達されています。
また、別の生徒さんはお仕事の都合で数ヶ月休会制度を利用され、その間ハーモニカに触れることすらできなかったそうですが、LINEオープンチャット(会員制の掲示板のようなもの)で他の受講生の方の書き込みを読むことが日課で、そのおかげでハーモニカから気持ちが離れることなくモチベーションを維持することができたとおっしゃっていました。
今はお仕事も落ち着かれ、レッスンも休まず受講されています。
忙しい時期に、普段と同じように練習したり結果を求めようとするとしんどくなってしまいます。
上手に自分自身をコントロールして、長くハーモニカを楽しんでいただければと思います。