1や2の吸い音が鳴らない初期不良!それは楽器のせいではありません

海外製の1万円以下の機種でしばらく練習をされていた初心者の生徒さん、スズキのシリウスを先日購入されたそうです。
メールで「2の吸いが出ない初期不良があります」とご連絡をいただいたのですが、初期不良である可能性は限りなくゼロに近いと思ったので、下記のようなアドバイスをさせていただきました。

頬をゆるゆるにした状態で吹き音を鳴らしたあと、ゆるゆるを保ったまま背中から吸う感じで鳴らすと鳴るかもしれません。
あとは、真上を向いたまま吹き音の後に吸ってみるのも試してみられるとよいです。

それで上手くいかない場合はレッスンの時にサポートします、というような文面も添えておいたのですが、すぐに「鳴りました」というお返事をいただきました。

そして「お腹の底から吸う感じで吸ったら上手くいきました!今まで教えて頂いたことですね!」とも書かれていました。
以前のハーモニカで練習をされていたときは、どうしても無理に鳴らそうとして口先を使ってしまっていたとのことでした。

信頼できるメーカーの楽器は、こちらが正しいアプローチをしないと鳴りにくくなる場合があります(特に、低音域と高音域)。その代わり、こちらが正しいアプローチをすれば、とても良い音で鳴ってくれます。
変な癖がつく前に楽器を買いかえられてよかったです。

とは言え、今の楽器に慣れていただくのにしばらくはかかるとは思うので、個人レッスンでしっかりサポートしていきたいです。