骨隆起の切除手術を受けました
1月25日に、上顎にできた骨隆起の切除手術を受けました。
日帰り手術でしたが、口腔内の手術のため1週間ほど上の歯にマウスピースを装着することとなり、会話が困難であることを考慮し、2月2日までレッスンをお休みさせていただいています。
※手術とその後の詳しい様子は、末尾の大きな画像の後に記しています。
骨隆起は、歯ぎしりの癖や、マウスピースを噛んで演奏する管楽器奏者に時折見られる、口腔内の骨が隆起してくる症状です。腫瘍等ではありません。また、起こりやすい体質というのもある程度存在するらしいです。
私の場合、原因が就寝時の噛み癖であったことがほぼ確実となり、ハーモニカが原因ではないようでした(そもそも、マウスピースを噛む吹き方ではないので考えにくかったのですが)。
昨日までは痛み止めを飲んで過ごしましたが、今朝から痛み止めなしでもほとんど痛まなくなり、まだ激しい運動はできないものの、事務作業に関してはほぼ平常通り行うことができるようになりました。
この骨隆起は、特に不便がなければ放置しておいてもよいものでした。
(大きくなりすぎて滑舌が悪くなったり、入れ歯を作る場合邪魔になるので切除することが多いらしいです)
しかし、数年前からハーモニカ演奏に一部差し支えが出ており(一部の音域でベンドがかかりすぎたり、意図しない音色の変化がみられるなど)、誤魔化しながら演奏を続けていました。
毎日続けてきた「今日のハーモニカ」も、実は手術のタイミングを見極めるためのものでした(せっかくなので復帰後も続けるつもりです)。
手術することを決めて病院に電話をしたのが昨年9月。10月に予約が取れて受診し、スケジュール調整をしてようやく1月25日に手術を受けることができました。
今回は上顎のもののみ切除しましたが、下顎にも2箇所残っています。
おそらく、位置的に考えて上顎がいちばん影響しているのではないかと思うので、当面は下顎のものについては切除を積極的に検討しないつもりです。
ちなみに、手術は1箇所ずつしかできないらしいです。
手術のためのスケジュール調整にご協力くださった受講生のみなさん、ご心配くださったハーモニカやテニス関係のみなさんに、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
なお「今日のハーモニカ」は、主治医の先生から演奏の許可が出次第再開させる予定です。
今後とも、当ブログと「今日のハーモニカ」をどうぞよろしくお願いいたします。
↓手術とその後の詳しい様子については、この画像の下に記しています。
手術とその後の様子(※リアルな表現を含みます、ご注意ください)
私の場合、京都市内の口腔外科医院で手術を受けました。
ちょうど1時間くらいかかったと思います。上顎だったので、とにかく大きな口をずっと開けておかないといけないことが大変でした。
麻酔はチクッとして痛い部分もありましたが、耐えられないほどの痛みではなかったです。
その後はしっかり麻酔が効いて痛みを感じることはほぼなかったです。むしろ、顎の方が痛かったくらい。でも、顎が辛くなったら左手を挙げるようにと言われていたので気持ちは少し楽でした。手術中もちょくちょく「大丈夫ですか」と聞いてくださり、左指で「OK」マークを作って答えていました。
歯茎をY字で切開されたようでした。ぐりぐりした感覚があったのは、切開した後骨が出るように開いておられたのかも知れません(あくまで推測)。
その後「切除しますよ」「音が響きますよ」と言われ、直後から道路工事でアスファルトを切るときのようなガリガリという音が脳天にまで響きはじめてすごく怖かったです。
痛みはないので大丈夫のはずなのですが、道路工事現場であの音を聞くとしばらくは手術のことを思い出してしまいそうです……。
最初は粗い感じのガリガリという音でしたが、何段階かに分けて表面をならしているような音に変わっていきました。
最後はヤスリがけのような音がしていたので、おそらく近いようなことをされていたのだと思います。
ガリガリからヤスリ?!まで30分くらいかかっていたのではないかと思います。
その後「縫いますね」の一言で口角にテグスの様な感覚があり、先生が縫われた後に助手の方が糸を切っておられる様子が何度かありました。
縫いはじめた頃に「麻酔を足します」とのことで、何度か注射をされました。わずかに感覚がありましたが、我慢できない痛みはなかったです。
麻酔が効いていて痛みはほとんどないはずでしたが、とにかく顎が疲れて痛かったことと、特に隆起した部分を削られているときの恐怖はかなりのものでした。早く終わって欲しい一心で耐えた感じでした。
他の患者さんでは瘤状になってから手術されることが多いらしく、その場合はノミで取ることができるらしいです(それもけっこう怖いですが……)。私の場合、瘤状に至らなかったため削るのに時間がかかったのかも?!しれません(あくまで推測)。
手術が終わってすぐ、事前に作成していただいていた歯形でマウスピースを作り、それを装着してもらいました。
手術した日は一晩付けっぱなしにしておき(食事や就寝中も)、翌日からは食後と就寝前に外して洗い、処方された薬でうがいをします。
1週間は食事中もマウスピースを外すことができないので、私はうまく固形物を食べることができなくて、急遽ミキサーを購入して流動食生活を続けています。
マウスピースを付けたままで咀嚼のできる場合は固形物も食べてよいらしいのですが、私には無理でした。
手術翌日に通院して状態をチェックしていただき、特に問題がなかったようなので次の予約は6日後(手術日から1週間後)となりました。
1週間、入浴はシャワーのみとのことなので、激しい運動も駄目なのだろうと判断しています。
レッスンも2月2日までお休みにしているので、今は家でできる事務作業を進めています。
手術当日と翌日までは痛み止めを飲んでも少し傷口が痛み(耐えられないほどではない)、何故か体もだるかったのですが、3日目の今日は痛みもなくなって痛み止めも飲まなくてよくなり、体のだるさもなくなりました。
そろそろお粥に飽きてきたことと、ジュースを飲んだり食事をする度にマウスピースを洗ってうがいをしないといけないのが辛いです。
以上、骨隆起の切除手術について記させていただきました。
情報の少ない手術だと思うので、参考にしていただけましたら幸いです。