課題を最大限に生かす努力をする
先日行われた娘が入学する中学校の説明会で、もう一つ印象に残った話があったので記しておきたいと思います。
宿題が多いことで有名?!な中学校らしいのですが、春休み期間中の課題がさっそく配布されました。
ビックリするほどの量ではなさそうだったのですが、先生の話を聞いて納得しました。
課題を早く終わらせようと考えてはいけない、課題を取り組むにあたって目標を決めて、そのためにはどのように取り組めば良いかを考え、努力する必要がある。
例えば、問題を解くスピードをつけたい場合は目標タイムを設定して集中して解く、読解力を身につけたい場合は同じ問題を繰り返し解く、興味のある分野への知識をより深めたい場合は、課題を解くだけでなくテーマを絞って更に調べ知識を深める。。
これは、ハーモニカの練習にも言えることだと思います。
ただ何となく、明日のレッスンで吹くからとりあえずさらえておく、と言う考えではなく、この練習で何を身につけたいのかという目的意識を持って練習することが大切です。
よく生徒さんに、「この課題はどのくらいのテンポで練習すればよいですか?」というご質問をいただくのですが、この課題で貴方が何を身につけたいかによりますよ、とお答えしています。
例えば、技術向上を目指すなら限界までテンポアップを目指せばよいし、無駄な動きをなくして粒を揃えたいのであれば穴番号をしっかり意識できるテンポに落として練習すればよいです。
穴番号の移動の正確性、粒を揃えること、レガートさ、速度など、今の自分自身に足りないものや伸ばしたい事柄をしっかり意識して取り組めば、短時間でも大きな成果を上げることができるはずです。
また、例えば同じスケール練習でも、上記の様な技術面の向上だけでなく、アドリブに生かしたい、という目的であれば、取り組み方も違ってくると思います。
曲練習でも、ただフルコーラスをカラオケに合わせて通すだけでなく、ワンランク上の演奏をするにはどのような点に意識すればよいかと言うことを常に考えて練習することが大事だと思います。
よろしければ参考になさってください。