毎日の「習慣」が危機を救ってくれる

先日、娘が入学する中学校の入学説明会に行ってきました。
子どもと保護者が参加する予定でしたが、新型コロナウィルスの件で保護者1名のみとなり、場所もホールではなく教室に少人数ずつ離れて座った上でモニターを使う対応が取られていました。
その時に、教務担当の先生がおっしゃっていた話が印象的だったので記しておきたいと思います。

やる気をずっと持続することは難しいし、これから長く続く学校生活で誰しもやる気が落ちてしまう時期があるのは当然のこと。
そのような時期でも、学びを持続させるには、それまでに培った習慣が大切。毎日の「習慣」が危機を救ってくれる。


とのことでした。

私も、これは日頃から感じていることでした。
時々生徒さんにも、洗顔や歯磨きのように練習を習慣化させるのがよい、モチベーション(やる気)は高過ぎずほどほどに、とお伝えすることがあります。
モチベーションには波があり、高いモチベーションをずっと維持し続けることは正直難しいです。また、生活環境の些細な変化でも、簡単に崩れてしまいます。
一方、一度習慣化してしまえば、多少のことがあっても簡単には崩れません。
もし、一時的に中断してしまったとしても、再開することができるはずです。
毎日は難しい、という方もいらっしゃるかと思いますが、数日に一度、週末にまとめて、など、なるべく短いスパンで練習しておくと習慣として身につきやすいです。
少しずつできなかったことができてきたり、吹きたかった曲が吹けるようになってきたら楽しいものです。
是非「習慣化」することを意識して練習に取り組んでみてください。

不自由な状況下ではありますが、一人でも多くの方に長くハーモニカを楽しんでいただき、心の健康やQOL(生活の質)の維持、向上を目指していただければと思っています。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。