練習前はアホになれ!練習中はカシコくあれ!!

タイトルはちょっと悩んだのですが、東日本にお住まいの方は「アホ」を「バカ」に読み替えていただくとよいかと思います。
(東日本と西日本では、アホとバカのニュアンスが逆らしいので…。)
「練習前はアホ[バカ]になれ」というのがどういうことかと言いますと、人の脳は基本的に楽な方を選択しようとする性質があるようなので、練習に取りかかる直前はなるべく何も考えないようにする方がよいということです。
朝練を毎日続けていて思うのですが、アラームを止めた後練習に取りかかるまでに時間がかかってしまうと、「今朝は何となく体がだるいな、無理はできないかも」とか、「昨日寝るのがちょっと遅かったしなぁ…」などと、もうちょっと寝ていたい(=楽な)方を選択しようといろいろ考えてしまいます。
人間の脳は、考えれば考えるほど、楽な方に行くための理由を作り出してしまうようなのです。
なので、目覚ましが鳴ってから練習を開始するまでの間をなるべく短くし、頭を使わず(=アホ[バカ]になり)、すぐに吹き始めるようにするとよいです。
本当に体調が悪ければ吹き続けられなくなるので、そのときに止めるという判断をすればよいのです。
(でも、たいていの場合、一旦吹き始めると集中できて止めようとは思わなくなる。)
そして、一旦練習がはじまったら、今度はしっかり頭を使って練習します。
例えば、スケール練習などは頭を使って練習しないと、単なる吹き吸いの運動や手癖の癖付け?!になってしまいかねません。
ちなみに、スケール練習の効果的な練習方法は動画の方でお話ししているので、興味のある方はご視聴ください(巻末に添付)。
というわけで、練習前はアホ[バカ]に、練習中は賢く(頭を使う)、という意味がわかっていただけましたでしょうか?
逆になってしまっている人が多いようにも感じるので、是非練習前は考えすぎずハーモニカが温まったらなるべくすぐに吹き始めていただければと思います。