バスクロマチックが難しい理由とハマる理由
先日、私もついにスズキ楽器のシリウス バスクロマチックハーモニカ(S-48B)を入手しました。
主な目的は、オリジナル楽曲の録音でバスパートを演奏するためです。
思っていたよりも難しいと感じた点もあるのですが、それ以上にとても楽しく一言でいうとハマっています(笑)。
まだ時間は短いですが、2週間ほど向き合ってみて感じたことをまとめてみようと思います。
難しく感じた点
- 配列は通常のクロマチックハーモニカと同じで、音の高さ(オクターブ)が違うだけなのですが、これまで、音の高さに対して相対的ではなく絶対的な感じで捉えていたようで、オクターブ違うだけなのですが混乱します。
(穴番号は同じでも通常のものより2オクターブ低くなります。) - 低音の音(特に、バスクロマチック独特の倍音構成?!)に耳が慣れていないため、音が少し取りにくいです。
- 私の場合、ベースラインを演奏するために用いているので、慣れない音の動きに吹きにくさを感じています。
譜読みは昔に比べるとかなり早くなりましたが、それはこれまで出会ってきた数多くのメロディの蓄積によって可能になっているのだと言うことを実感。これまで出会うことのなかったベース特有の音の動きになかなか慣れることができません。
ハマった点
- 手首の不調でベースを含む弦楽器を諦めた身としては、まさかクロマチックハーモニカでベースラインの演奏ができるとは思ってもいなかったのでとても感激!テーマのメロディをイメージしながらベースラインを演奏する楽しさにハマっています。
- 通常の16穴のハーモニカの左から4穴が、バスクロマチックの5〜8に相当すると思うのですが、バスクロマチックの方がレスポンスがよいように思うので、演奏していてとても心地良いです。
そして、12穴ということでマイク乗りの良さも期待できるかと思います。 - 打ち込み音源を使ったり、配列の違うバスハーモニカが演奏できなくても、クロマチックハーモニカだけでバスパートも含めたハーモニカアンサンブルの演奏が可能。
その他感じたことや注意点など
- 通常の12、16穴などと比べ、同じ穴番号でもリードへのアプローチ面にかなり違いを感じたのですが、これは案外すぐに慣れることができたのではないかと思います。もう少し苦労するかと思っていたので意外でした。
- 仕様に「超ロングストローク」と記されているように、通常のロングストローク(クロス配列)よりもスライドレバーが少し長いです。(スライドレバーを押すときに深く押し込む必要がある)
ただ、この楽器の性格上、超絶技巧の曲を演奏することは滅多にないと思われるので、今のところほとんど気にはなりません。 - スズキ楽器製の特徴なのかもしれませんが、普段HOHNER社製の楽器を使われている方には、上げ身が若干低めと感じられるかもしれません。(吹き吸いしたときに、重たいというか、詰まると感じるかも)
私も元はHOHNERユーザなので、通常のシリウスやファビュラスも少し上げ身の調整をしています。バスクロマチックも調整をしました。
(上級者向けです。下手をするとスッカスカのハーモニカになってしまい上達の妨げになりかねないので、上級者以外の方は信頼できる講師や専門家に依頼してください。) - 通常の16穴の低音域を上手く鳴らすことができない方は要注意かも、と個人的には感じました。前述の通りバスクロマチックの方が同じ音の高さでも少し鳴らしやすいと思うのですが、場合によっては正しいピッチで鳴らすことができない場合も考えられるので、できれば通常のクロマチックハーモニカでしっかりリードへのアプローチを習得してから購入された方がよいかも?!と思います。
- 低音域は、顎を上手く使うとある程度楽に鳴らすことができると思うのですが、その方法ですとかなり顎に負担がかかるように私は感じたので、特に顔の小さな女性などは十分注意された方がよいように思います。私も、練習の時は顎を極力脱力させて、その分体幹をしっかり使うように注意して練習しています。
まだまだたくさんの時間、バスクロマチックと向き合っていく必要性はあるのですが、現段階で感じたことをまとめてみました。
(1〜4番あたりの同じ穴番号を連続して吹き吸いしたときに起こる異音については、メーカーの商品ページで紹介されているので割愛します。)
なお、上記は全て個人の感想ですので、購入を検討される方は試奏をされるか、信頼できる講師や愛好家仲間などの意見も聞いた上で購入されることをお勧めします。
少しでも参考にしていただければ、幸いです。
◆メーカーの商品ページ⇒こちら