相対的な位置関係

先日、生徒さんから、穴番号の位置がなかなか覚えられません、と言うご相談をいただきました。
ポジションマーク(シール)を貼っても咥えてしまうと見えないため、穴番号のミスをしてしまうとのことです。
私も、12穴と16穴を使い分けるのでポジションマークを1,5,9に貼っていますが(1は16穴のみ)、一度咥えてしまえばそれをあてにすることはほとんどありません。
今いる位置からいくつ隣という感じで相対的に捉えているため、一度吹き始めれば基本的には必要がなくなるのです。

生徒さんの中には、左手人差し指の位置を目安にしておられたり、縦長のシールを貼って咥えているときにもシールが見えるようにされる方もいらっしゃいます。
しかしながら、奏者によっては指の位置はマイクを持ったときに変わったり演奏中に変えたり(高音を鳴らすときに右に寄せるなど)することも考えられますし、縦長のシールは見た目があまりよくないような気がするのは私だけでしょうか、、。

日頃から、相対的な位置関係を意識して練習しておけば、ポジションマークが必要であっても小さなもので十分のはずです。
また、慣れてくれば、いちいち次の音は穴何個分…と考えなくても正確に動くことができるようになってくると思います。

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注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。