家族へのクレーム対応

今年に入ってからピアノを習い始め、吸音材を導入したことは以前こちらにも記したと思います。(該当記事⇒吸音材の導入2
ピアノを習い始めて驚いたのは、騒音に関するご近所へのクレーム対応は基本的に事後対応でよいと、調律師さんとピアノの先生がおっしゃっていたことでした。
ハーモニカは音もそんなに大きくないので、もともと防音室と言うこともあり静かな深夜に練習しても外に音が漏れることはほぼなく、気にしたことがありませんでした。
また、娘は以前からピアノを習っていますが、遅い時間に弾くことはないので今まであまり考えたことはなかったです。
ピアノの先生曰く、最大の防音対策はご近所付き合いとのこと。結局、言われる前から周囲を気にしすぎていると適切な音量で練習ができず、上達の妨げになるということなのでしょうか。

ところで、生徒さんの中には、家族に何も言われていないのに、音量を気にして練習をされている方が案外多いようです。
ピアノほどではないのでご近所への配慮はある程度先手を打ってもよいかと思いますが、同じ屋根の下に住む家族へは、事後対応でよいのではないでしょうか?
よほど音に神経質な方がいらっしゃれば話は別ですが、毎日練習に取り組む姿を見て悪いようには思わないのではないかと思います。
散財したり健康を害するような趣味に走るよりよっぽどよいように思うのですが、いかがでしょうか?

そのような生徒さんによくよく話を伺ってみると、クレームが怖いのではなく、どうやら恥じらいの方が大きいようです。
最初は多少いじられるかもしれませんが、スルーしておけば言われなくなりますし、頑張っている姿にいつか応援してもらえる日がくるのではないでしょうか?
クレームも来ていないのに音量を気にして、口先で吹き吸いする癖がついてしまわれる方もけっこういらっしゃるので、本当にもったいないと思います。
もしお心当たりのある方がいらっしゃいましたら、時間帯だけはしっかり守り、家では開き直って適切な音量で練習してみられてはいかがでしょうか?