風通しをよくする

以前から気になっていたことですが、初心者の方や音が小さい傾向にある方などに、バルブの結露が頻発しやすいように思います。
ある生徒さんに、「風の強い日に家中の窓を開け放って家の中の空気を総入れ替えするようなイメージで吹き吸いをしてみてください。」とお伝えしてみました。(つまり、「楽器の中の空気を総入れ替えするようなイメージ」ということです。)

速いフレーズやピアノの音(小さい音)でも同じイメージで、ともお伝えしたのですが、その直後に演奏された吹き吸いレバリングのトレーニング(吹き吸いを交互に速いテンポで演奏する内容)の音が太く、大きくなりました。
オンラインレッスンでしたが、違いがこちらでもはっきりわかり、ご本人も実感されたご様子。
「今までは、思っていたよりも口先を使っていたかも。お腹を使って吹き吸いする感覚がつかめた。」とおっしゃっていました。
他にも同様のことが何人かの生徒さんでもありました。
ちなみに、他の教室でも、初心者の方、音の小さい方、年配の女性など腹筋が弱いと思われる方に、バルブの結露が頻発する傾向にあるという話を聞いたことがあり、私が感じていたことと同じだと思いました。(一部の教室だけに限ったことなのかは不明ですが、、)

なお、「楽器の中の空気を総入れ替えするようなイメージ」というのは、あくまで私が持っているイメージです。
何人かの生徒さんには有効ではありましたが、万人がそれにハマるとは限らないので、イメージがつかみやすいと感じた場合はお試しいただくとよいかと思います。
よろしければ、参考になさってください。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。