【クロマチックハーモニカ入門#032】ビブラート奏法2
当連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開しています。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。
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ビブラート奏法2
ベンドビブラート
- ピッチ(音程)を少し下げて(10~30cent程度)、戻して、を繰り返すことにより、ピッチに変化を加えます。(100cent=半音)
- 表現したい音にもよりますが、基本的には音色の変化は最小限にし、舌の奥を最小限に動かすことでピッチを下げます。
- ベンド奏法と同様に、わずかに頬をシェイプして舌の上を空気が通るようにします。(やり過ぎに注意)
- 舌以外の箇所(顎、頬、喉、上半身等)が動かない様にします。
- ベンド奏法がしっかりできてから取り組むようにしましょう。
※間違えるとヨイヨイ、ヨロヨロという、音色のみの変化になってしまいます。
複合ビブラート
- 音量が小さくなるタイミングで、ピッチを下げます。
- 難しく感じるかもしれませんが、腹式ビブラートとベンドビブラートの両方がしっかりできていればできます。
まずは、先の2つのビブラートをしっかりと習得してください。
- 音域やお好みにより、腹式とベンドの混ぜ具合は変わってきます。お好みの加減を見つけてください。