成功体験とハーモニカ

先週、ソフトテニスの合宿に滋賀県まで行ってきました。
レディースチームなので平日だったのがありがたかったです。

道中や宿泊所の部屋で、子どもから大人までいろんな方に指導をされている先輩と一緒だったので、たくさんの興味深いお話を聞くことができました。
その中で特に印象的だった話の一つに、過去の成功体験がその人のプレーや習得に影響を及ぼすというものがありました。
試合で不利な状況に立たされたときに、いかに自分を信じてプレーできるかが大事ですが、過去に成功体験を持っている人は自分を信じ切ることができる場合が多く、厳しい場面でも自分のプレーを貫くことができるのだそう。
また、普段の練習でも、過去に成功体験を持っている人は「やればできる」と信じて取り組むことができるため、上達しやすいのだとか。
確かに、後者は私も生徒さんのレッスンをしていて感じることがよくあります。
自分に自信のある方は、ご年齢やそれまでの音楽経験に関係なく、こちらがお伝えしたことを疑わずにまずはやってみるという姿勢で取り組んでおられるように思います。
そして、かなりの確率で結果も出しておられるように感じています。
それが、もしかしたら、その人の過去の成功体験なのかもしれません。

私自身は、中学からソフトテニスをはじめ、最初は背が低くて(中学入学当時137cm、現在は160cm)なかなかレギュラーになれなかったのですが、背が伸びてきたこともあって3年の春に初のレギュラー入り、夏には北信越大会(関西で言うところの近畿大会)に出場することもできました。
中途半端な戦績ではありますが、結果そのものよりも、私にとっては地道に休まず練習に参加したことが報われたと言うことの方が大きかったように感じています。
あとは、幼少期に親がたくさん褒めてくれたかどうかも関係するようで、部活動などで特に目立ったことがなくても、親に褒めてもらうと言うことがしょっちゅうあった子どもは、自分に自信を持てる人に育つことが多いらしいです。
(正直、私は出来の悪い子どもだったので、褒めてもらったことは実際どうだったかは不明ですが記憶としてはほとんどないです、、。)

私自身も、ある程度の所までは自分を信じることができるのですが、障壁が高くなると信じ切れなくなる部分があることを自覚しているので、その辺が今後の課題かなぁとは思っています。
もしお心当たりのある方は、練習やステージで自分を信じるということを意識的に取り組んでみられてはいかがでしょうか?