【クロマチックハーモニカ入門#010】吐くブレス(練習曲あり)
当連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開しています。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。
ブレスと姿勢
吐くブレス
・クロマチックハーモニカでは、基本的にブレスは鼻で行います。また、吸うことより吐く方で行うことが圧倒的に多いです。
・肺の中の息の量が、常に50%前後をキープできるようにしてください。苦しくなる前にブレスを取ることを心がけてください。
・吸い音が続く場合、数少ない吹き音を鳴らすときに鼻からも一瞬だけ息を出します。⇒吹き音で鼻から息を抜く(吐く)ブレス
練習No.7
チェックポイント
・「V」マークの箇所で、鼻から息を抜きます。楽に演奏するために必要な箇所を見つけて行うようにしてください。(全ての箇所で行う必要はありません。)
・「V」マークまでどうしても息が吸いきれない場合は、「⑥」を替え指に変更してください(吹いて押す)。また、鼻から息が常に漏れていたり、口角からの息漏れがないかチェックしましょう。
・通常、「V」マークは楽譜に記されていません。慣れない間は楽譜に書き込んで実行するようにしましょう。記入しなくても自然にできるようになることを目指してください。
・吹き音で鼻から息を抜くブレスは、慣れないうちは音がぼわんとなったり、音量が前後の音と違ってしまったりすると思います。最初のうちはそれでもやめずに練習を続けてください。徐々に、音量、音色の変化が最小限になるよう練習を継続してください。