【クロマチックハーモニカ入門#009】替え指奏法1(練習曲あり)
当連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開しています。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。
配列について
替え指奏法1
・ミ#(ミの半音上)はファ、シ#はドになります。
ドとレ、レとミ、ファとソ、ソとラの間は半音2つ分音の高さが離れていますが(間にド#など、ピアノで言う黒鍵の音を挟みます)、ミとファ、シとドだけ、半音1つ分しか離れていません。
クロマチックハーモニカは、スライドレバーを押すと半音上がる仕組みになっているため、ミ#としてファ、シ#としてドを鳴らすことができます。⇒替え指奏法
※半音2つ分のことを「全音」または「1音」といいます。私たちがよく知っている「ドレミファソラシド」は、イラストのような全音と半音の組み合わせによってできています。
イラストの黒鍵と白鍵を横並びに見て、「全全半全全全半」の組み合わせを守れば、どの音から弾き始めても「ドレミファソラシド」
に聞こえます。
練習No.6
チェックポイント
・スライドレバーを押したり離したりする瞬間に、息を切らないようにします。また、押し離しのタイミングを正確にし、一瞬で行うようにしてください。
※「替え指奏法2」にて、どのような時にこの奏法を使用するのかを詳しく解説します。