【クロマチックハーモニカ入門#002】クロマチックハーモニカの取り扱い
新企画第2回目は、楽器の取り扱いについてです。
この連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開していく予定です。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。
クロマチックハーモニカの取り扱い
寒い日の対処法、他
練習を開始する前は口をゆすぐなどして口の中を清潔にします。(歯磨きをする人もいます。)
また、練習中にとる水分は、糖分の入っていないものにします。
ハーモニカを落下させると、スライドレバーが曲がるなど故障の原因になるので十分注意してください。
寒い季節(ハーモニカを持ったときに冷たいと感じたとき)は、ポケットなどにハーモニカを入れて5分ほど暖めてから吹いてください。(春以降でも、梅雨時など涼しい日は少し暖めましょう。)
ハーモニカを暖めるときは、ドライヤーなど熱風を送り込むとバルブ(白または茶色いビニール製の紙)が変形するため、早く暖めたい場合でも、人肌程度にしてください。
練習後のお手入れ
練習が終わったら、ウェットティッシュ等で軽く吹いたあと、乾いたタオル等で丁寧に水分を拭き取ります。タオルやティッシュ等の繊維がマウスピースから本体の中に入ると、故障の原因になるので注意してください。
練習後はボディの中に湿気がこもるため、最低30分はケースにしまわず、風通しの良い場所に、横にした状態で置いてからケースにしまってください。(レッスンのときは、帰宅後すぐにケースから出します。また、保存は必ずしもケースに入れる必要はありません。)
定期的にマウスピースを外して洗います。(練習頻度にもよりますが、よく練習する場合は1〜2週間に一度。また、唾液の粘性が強い体質の場合は引っかかりを感じたら洗ってください。)