自由研究は作曲とDTM#009〜パートの追加(打ち込み編)

前回#008までで、とりあえず下記のパートの入力が終わりました。

・ヴォーカル(初音ミク)
・ピアノ
・エレキギター
・ストリングス
・ベース
・ドラムス

せっかくなのでもう少し盛ってみたいということで、学校をイメージしやすい音を考えることにしました。
娘が「学校のチャイム」と言って「ウエストミンスターの鐘」のメロディ(学校のチャイムのメロディ)をMIDIキーボードで弾き始めたので、ちょうどメロディが空白になっているAメロの2,4小節目にわけてこのメロディを入れることにしました。
(※「ウエストミンスターの鐘」は著作権切れ楽曲です。念のため、専門家の方にも使用が問題ないか確認しました。)

他にも、イントロ・間奏・アウトロで手拍子、Bメロでタンバリンを入れることにしました。
先のベルも含め、全てソフトウェア音源(ベル:HALion5、タンバリン・手拍子:Ezdrummer)を使用しました。ソフトウェア音源(ソフトウェア・シンセサイザー)は、楽器などの音色を再現したシンセサイザーをソフトウェア化したものです。
画像はHALion5で音色を選んでいるところです。
MIDIキーボードを弾いて試聴し、ベルは「Tinkle Bell」という音を選びました。

リズムパターンを決めて、MIDIキーボードを使って娘がリアルタイムで入力しました。実際に他のパートの演奏を流しながらリアルタイムでキーボードを弾くと、MIDIデータとしてCubaseへ取り込まれます。

マウスで直に入力することもできたのですが、あえて生っぽさを出すためにMIDIキーボードを使っています。
微妙なタイミングの違いやベロシティ(キーボードを押す強さ)を不揃いにすることで生演奏の感じが出ます。著しくタイミングが違う場合などはあとでマウスを使って修正も可能です。(画像はリアルタイム入力の様子とCubaseの画面です)
なお、これらのパートはいわゆる上モノだと思うので、手拍子とタンバリンはパンで左の方へ振りました。ベルについては、「AutoPan」というエフェクタを使ってランダムに左右へ動くようにして動きを出しています。

また、全体を聞いてみてサビのところでヴォーカルに厚みが欲しいと感じたので、メインボーカルの初音ミクに加えて、同じくVOCALOIDの音源ライブラリ「メグッポイド(GUMI)」を追加することにしました。
ミクと同じメロディラインをサビだけ追加し、パンニングはセンターからわずかに右寄りに振っています。

次回はいよいよ、生楽器のレコーディングです。