涼しい顔で演奏に戻る

以前、課題曲を練習するときの、部分練習と通し練習のバランスについて記したことがありました。

◆該当記事⇒「部分練習と通し練習のバランス」

ある生徒さんのレッスンでの出来事なのですが、課題曲がだいぶ仕上がってきて、あとはしっかり1曲通して演奏する練習が必要という段階に入っておられました。
カラオケ伴奏に合わせて演奏していただくと、途中でミスをされた際に「ああっ!」と声を出してしまわれ、演奏が止まってしまいます。
どうも、ご自宅での練習の癖が抜けなくなってしまっている様子でした。
特に、ご家族と同居の方などで近くにご家族の方がいらっしゃると、ついつい羞恥心でそのように振る舞ってしまう場合もあるかもしれません。
しかし、ステージで演奏する場合は涼しい顔でさらっと流し、一刻も早く演奏に戻る必要があります。声を出している暇はありません。
直近に本番の予定がなくても、一生人前で演奏しないと現段階で思っておられる方でも、通しで曲を練習される場合は涼しい顔ですぐ演奏に戻る癖を付けておかれることをお勧めします。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。