苦手フレーズの克服
ある愛好家の方から「同じフレーズを何度も練習しているとなおさら吹けなくなることがあって悩んでいる。」といった主旨のコメントをFacebookの方にいただきました。
確かに、同じところを何度も吹いているうちに力んできたり、なぜできないのか、動きの見直しをせずに練習していると陥りやすいように思います。
当教室でも、時々「何度練習してもできませんでした」とレッスンの時におっしゃる方がおいでですが、ほとんどがレッスン中に練習すると10分前後で吹けるようになられます。
やはり、力みや、動きに改善の余地があることが多く(ほんのわずかの不要な動きやブレなど)、超スローテンポにして吹いてもらうところからスタートします。
遅すぎて吹けないというのはリズムがわかっていないからなので、その場合は譜読みからはじめます。
また、初心者の方に多いのは、いわゆるペロの動作が十分にできておらず、引きつりが原因になっていることもあります。適切にペロの動作が入れられているか、移動のときに引きつっていないかチェックしてみてください。
いつも同じ箇所でにごりの生じる場合は、その音を特に”単音でキレイに鳴らそう”という意識を持っていただくだけで改善することもしばしばあります。
単純に一時的な力みの問題であれば、時間をあけてから練習するだけでも効果ありです。
第三者に見てもらうのもよいので、教室に通っておられる方は先生に相談してみられるのもよいかもしれません。
よろしければ、参考になさってください。
注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。