中島みゆきコンサート「一会」2015~2016のセットリストと感想など…

東京での千秋楽が終わったようなので、感想を記してみたいと思います。
大きく間違ったことは書いていないつもりですが、ファン歴正味10数年のいちファン(「家なき子」世代)が個人的に記しているものですので、その点をご理解いただける方のみ、参考程度にご一読いただければ幸いです。

この記事に興味を持ってくださった方は、長文を覚悟していただいた上で次へお進みください(笑)。⇒


【セットリストと感想など】

コンサートは3部構成で、第一部「sweet」、第二部「bitter」、第三部「sincerely yours」とのことでした。全体としては比較的新しい曲が多かったように感じました。

第一部 ~sweet~

 

 もう桟橋に灯りは点らない
 やまねこ
 ピアニシモ
 六花
 樹高千丈 落葉帰根
 旅人のうた
 あなた恋していないでしょ
 ライカM4

 MEGAMI

「やまねこ」がsweetなのか謎でしたが(笑)、個人的には聴きたかった曲でもあったのでうれしかったです。私がみゆきさんファンになったきっかけをくれた大学時代の友人が好きだった曲で、私もよく聴いていました。 迫力のある曲を生で聴くのはやっぱりいいです。のっけから飛ばしている印象だったのですが、ご本人も「さすがにこの調子でずっとはいきませんので、、」というようなことをおっしゃっていました。
「ピアニシモ」は、もともと普段の声も大きかったみゆきさんに「小さく歌ってごらん」とアドバイスされた方がいらしたそうで、そのときのアドバイスがのちの夜会などで生かされたのだそう。声が大きかったことを象徴する大学時代の笑えるエピソードも話してくださっていました。
今回のコンサートでは、いつも入っている「ツアー」の文字がタイトルに入っておらず、それは、場所をある程度絞ってじっくりと音作りがしたかった、というようなことをおっしゃっていたかと思います。
そのため、お客さんが旅をすることになり、「六花」「 樹高千丈 落葉帰根」「旅人のうた」(この3曲であってるかな?!)あたりはそれを意識した選曲とのこと。
「ライカM4」はニューアルバムに入っていて何のことか気になって調べていたのですが、カメラの機種のことだとMCでもおっしゃっていました。カメラ嫌いのみゆきさんを長きにわたり撮影し続けておられる、写真家の田村仁さんを歌った歌なのだとか。

ー 20分のトイレ休憩 ー

第二部 ~bitter~

 

 ベッドルーム
 空がある限り
 友情
 阿壇の木の下で
 命の別名
 Why & No
 流星
 麦の唄

第二部の特に前半は、かなりメッセージ性の強い選曲だったと思います。「友情」は2コーラス目から歌われていたように思います。AL『臨月』のときとはかなり雰囲気が違って迫力があったように感じました。すごくよかったです。
「阿壇の木の下で」のときに、昔作った曲だったけれど今の時代に合っているので、ということをおっしゃっていたかと思います。
「命の別名」は重い曲ですが好きな曲の一つなので、聴くことができてうれしかったです。転調のない方のバージョンだったように思うのですがどうだったでしょう。
「Why & No」はみゆきさんが歌われたのは1コーラス目で、たしか2コーラス目あたりから3人のコーラス陣にバトンタッチされていました。コーラス陣のソロも格好良かったです。
「流星」は、1/7の大阪公演では第二部の最初のお便りを読まれるコーナー(「オールナイト一会」だったかな??)で話題になっていました。この曲は、みゆきさんがトラック運転手なのではなく(笑)、コンサートツアーで機材運搬のトラックとみゆきさんの乗られるバスが一緒に移動することがあるそうで、みゆきさんはバスの中からこの景色を見られていたのだとか。歌詞冒頭の「バスが停まった気配に気づき」のところで笑いそうになった、とおっしゃっていました。
「麦の唄」、やはり来ました、という感じでした。「流星」の時に来ておられた黒いコート風の衣装のままだったので、このまま歌うの?!と若干不安だったのですが、曲の途中で白っぽい(シャンパンゴールド??)の衣装にチェンジされ、しっくりきたというかホッとしました(笑)。
この曲を歌い終わりみゆきさんは退場、その後ミュージシャンのみなさんも一旦袖へ全員引き上げられました。

 

第三部 ~sincerly yours ~

 

 浅い眠り
 夜行
 ジョークにしないか

客席の拍手が続いた後第三部へ。
「浅い眠り」「夜行」で盛り上がった後、最後は「ジョークにしないか」でシメでした。八木のぶおさんのハーモニカの箇所は、鍵盤ハーモニカに置き換わっていました。
第一部、第二部でのメッセージのあと、最後にこの曲、、。イントロはなしで「笑ってくれましたか それならいいんです」と語りかけるように歌いはじめられるみゆきさん。泣きそうになりました、、。
最後の最後に、「伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう」ですもんね、、(泣)。

今回、1/7の公演でははじめて4列目の真ん中の席から観ることができたうれしさもあり、終わった後の燃え尽きた感じから立ち直るのに少し時間がかかってしまいました。でも、本当に素晴らしい時間でした。
実は、早いうちにと思ってこの記事は1月9日に書いています。千秋楽が終わったころには、きっと楽しかった思い出として笑顔で思い出せていることでしょう。
みゆきさん、本当にありがとうございました。また関西に来てください(新しくなったロームシアターはいかがでしょう?!笑)。次の機会を楽しみにしています。