バルブの貼り付き
ある生徒さん、6番だったでしょうか、吹き音のバルブが貼り付いているように感じたので指摘させていただきました。
少し前から違和感があったそうですが、自身の吹き方が悪いか気のせいだろうと放置していたとのこと。
特にこれから寒い季節になると、主に吹き音のバルブが結露により重たくなり、その音を鳴らしたときに素直に音が出なくなることがあり、クロマチック愛好家の方であればすでにご存知かと思います。
事前に温めるなど対策を立てるとかなり予防はできるものの、どうしても避けられない場合もあると思います。
その症状が出ると、小さな音が出しにくくなり、プッと勢いを付けないと音が出てくれなくなります。
その生徒さん曰く、「危うく、プッと吹く癖がついてしまうところでした。」とのこと。
特に初心者の方がこの症状を放置すると吹き方の悪い癖がつきかねませんので、違和感があれば小さな音でもちゃんと発音するか確認するなどのチェックが必要かと思います。
また、レッスンの時に「出にくい音があったのですが…、どの音か忘れました、、。」とおっしゃる方がときどきおいでです。そういうときに限ってレッスンの間に再現性が出ず、帰宅後に症状が出るといったことも、、。
一時的なもので温めるとおさまることもあるようですが、私の場合は数回繰り返したらバルブを交換するようにしています。
異常を感じたらすぐに穴番号を控えて(音名だけでなく穴番号、吹きor吸い、押しor押さない、も!) 、教室に通われている方でしたらレッスンの時に講師の先生に伝えられるとよいかと思います。
参考になさってください。