司令塔は丹田
7月4日に「足の裏、意識していますか?」という記事を書きましたが、あのあと数人の生徒さんに試していただいたところ、お二人の方はご本人が認識できるくらいに音が出しやすくなったとのことでした。
足の裏をしっかり地面につけて座ることなどを意識することで、重心を体の内部の中心に集めることができます。
あと、以前から思っていたことなのですが、吹き吸いの司令塔は丹田あたりなのかなと思います。
丹田(下丹田)は、おへそから指3本分くらい(大人なら約5cm)下のお腹の内部です(諸説有り)。
それを感じることができるようになってから、吹くことと吸うことという行為が、私の意識の中でまったくの別物ではなくなってきました。
息がなかなか続かないとおっしゃる生徒さんをみていると、吸うことが特別なことのように感じておられるようでした。
結局は腹式呼吸ができているか否かということになり、練習あるのみ、という結論になるのかとは思いますが、少しでも早く実感してもらうにはどうお伝えしたらよいかということをいつも考えています。
「司令塔は丹田」と思えば、少なくともお腹の表面をぺこぺこさせるわけではないことは理解でき、体の芯で支えるような感じに近いということがなんとなくでも想像できるのではないかと思います。(あくまで「司令塔」なので、”必要以上”に腹圧をかけることではありません。)
それから、レバリングのときに右手や肩がガチガチに緊張してしまってスムーズな動きを妨げてしまっている様子を見ることがちょくちょくあります。
このようなときは、意識を下へ下へ、上半身は楽にしてください、とお伝えしています。
吹き吸いに加えてレバリングも、司令塔は丹田と思っておくくらいでもいいかも?!しれません。
※あくまで私個人の意見ですので、教室に通われている方は先生のご指導のもと練習に励んでください。独学の方はご自身で判断の上、練習は無理のないようにお願いします。