椅子の背もたれと姿勢
(この記事は、予約投稿しています。)
以前にも少し触れたかと思いますが、前記事の椅子つながりで、練習のときの座り姿勢について少し。
烏丸スタジオの生徒さん用椅子も、少し前に新調して大き目のものになったのですが、背もたれにゆったり腰掛けて吹いておられる方がときどきいらっしゃいます。
すぐに指摘して直していただくのですが、私のおすすめとしては、練習のときは特に事情がなければ背もたれは使わないのがいいかと思います。
背中を無理にピーンとしたり反らせたりする必要はないのですが、自然に体重が真下に向かうように座るのがいいかと思います。
(背もたれを使うと、体重が背中方向へ分散しやすいと思うので。また、背筋を伸ばすときは、頭頂部から糸でひっぱられているようなイメージで。)
そして、腰の辺りから根っこが出て椅子に向かって生え、どっしりと根を張るような感覚を味わえるといいかなと思います。
(譜面を見るためなどで少し前へ体を倒したいときは、下にしっかり重心を置いた状態で骨盤から少し前へ倒す感じにするといいかと思います。)
背もたれにもたれないというのは、喉の治療のため医療機関で腹式呼吸を学んだときに先生がおっしゃっていたことです。あと、骨盤から少し前に倒すと、吸いのときに背中の下の辺りに息がたまるのを感じやすくなり、腹式呼吸習得のときは先生ご指導の下この姿勢で行いました。(ハーモニカを吹くときは、必要がなければ無理に前傾姿勢を取る必要はないと思います。)
腹式呼吸がしっかり行えるようになれば、少し姿勢が崩れていても腹式呼吸ができるのではないかとも思うのですが、習得中の方はこの姿勢が良いのではないかと思います。
よろしければ参考になさってください。
注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。