単音が出にくい方にお勧めの練習方法

初心者の方で単音が出にくい方に対し、マウスピースをはずして咥えてもらい、正面から鏡などで確認してもらうという方法で効果を上げています。
マウスピースを咥えている状態を、本来は見えないボディ側から確認することによって、位置のずれなのか、口角の絞り方が甘いのかなど、原因がわかります。

沖縄から出張のタイミングで月2回ほど通っておられるTさんは、じっくりこの練習に取り組むためにマウスピースを購入され、出張先でも鏡を見ながらコツコツと研究、練習されたとのことでした。
半月前にお会いしたときは単音も安定していない状態で音のにごりも気になりましたが、今日レッスンに来られたときは穴番号の移動があっても単音をキープでき、ほとんどにごりもなくなっていてとても驚きました。
理想的な咥え方にかなり近づいており、余分な力も抜けてきたためか音色も以前より太くなっておられました。
ご本人曰く、マウスピースをはずす練習方法で単音を出すコツが早くわかったとのことでした。
今のところ、当教室ではこの練習方法を試した方すべてに何らかの効果が出ています。
マウスピースは意外と高価なので(Super64のゴールドモデルで、確か7,000円したと思います。)、購入が厳しい場合はちょっと面倒ですがボディからはずして咥えてみられるといいかと思います。
音のにごりでお悩みの方は是非一度お試しください。

余談ではありますが、沖縄のTさん、出張のついでとは言え大阪や神戸あたりからいつも京都まで来られています。(今日は博多からとおっしゃっていました!ほぼ京都にこもりきりの私には信じられない生活です。)
だいたい月2回ほど2コマずつ受講されるので月4コマ(55分×4)レッスンを受けておられ、地元の生徒さん以上に受講されていることになります。
出張が多くて普段の練習がなかなかできないとのことですが、とても熱心にレッスンを受けられていてすばらしいです。私も見習いたいです。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。