赤い月と思い出
昨夜の皆既月食、ニュース番組で取り上げられていたので「あ、そうやったわ。」と、家族そろって3階のベランダへ見に行きました。
まだ22時台ということで三日月状態。
「だいぶ欠けてきてるねー」などと話していると、子どもが突然号泣!どうも、月が消されてなくなってしまうと思ったようでした。
部屋に戻ってから「お月さんがんばれ!」と応援?!をしていました。子どもっておもしろいですね。
少し時間をおいて、パジャマ姿で夜更かし中の子どもを連れて再びベランダへ。
今度は、赤く幻想的な姿の月を見ることができました。たぶん、この状態の月を見るのは生まれてはじめてだと思います。いい思い出になりました。
私がまだ小学生だったころ、当時舞鶴に住んでいた従姉の家に祖母、母、妹と泊まりに行っていたときもちょうど皆既月食の日でした。
そのときは夜中の2時ごろがちょうど見ごろ?!の時間ということで、1歳上の従姉と外へ見に行くことに。
夜中なので音の出る目覚ましをセットするわけにもいかず悩んでいたところ、起きたい時間を示す時計の絵を枕の下に置いておくという方法を従姉が教えてくれました。
起きたい時間を強く念じながら絵を描き、毎日同じ時間に起きたいときはその都度描きなおすことが必要とのこと。
おそらく普段夜中に目覚めることのなかったであろう小学生の私でしたが起きることができました。
(当時は不思議でしたが、今思えば間違いなく気持ちの問題かと。)
ただ、従姉が起きたかわからず声をかけるのを躊躇している間に時間が押してしまっていました。
どうも従姉も起きていたようで、子ども二人だけで外に出ることをためらっていると、当時まだ健在だった祖母が気を利かせて一緒に見に行ってくれました。
残念ながらすでに三日月状態でしたが、祖母のおかげでいい思い出になりました。
赤くなった月を見ながら、遠い昔を思い出していました。
(あ、画像は私のケータイではきれいに撮れないと思ったので撮っていません。あしからず…。)