生徒さんのレッスン日記 2024年12月
早いもので、2024年も残り数時間となりました。今月は通常の個人レッスンとオンライングループレッスン「エンジョイクラス」「ビギナークラス」を行いました。
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Aさん:フレーズの合間や休符の時に行う、唇をペロッと舐めて滑る状態を作っておく動作に苦手意識を持っておられるようです。動作が大きすぎることと、曲のテンポに合わせて動作をされるので、スローテンポの曲の時に一瞬で動くことが難しいようでした。なので、どうしても動作を入れることのできるタイミングが限られてしまって、唇が引きつってしまうとのことです。
私がまだ初心者の頃に「カメレオンのように」と教わった気がします。そのくらい、瞬時に行うイメージで、ということです。まずはペロの動作を入れる位置を決めておき、次のフレーズに移る直前に一瞬で行うようにしてみてください。
Bさん:初心者の方で、高音域、低音域に鳴らしにくさを感じておられます。音の出し方について、下記のポイントを意識していただくようにお伝えしました。
- マウスピースを”咥える”と言うより、タコの口をつくっておいてマウスピースを唇に当てにいくと思うことで力みが軽減できる。
- 低い声でオーという感じにすると喉が開きやすい、どの音域でも維持する(フクロウの「ホーホー」の感じ)。
- 下唇をほんの少し突き出す感じにすると音が出やすくなる(但し、人による)。
- 常に穴の中心を咥える、そのために口の渇きにも注意、適切な箇所でペロを入れる。
上記を意識していただくことで、低音、高音域も少しずつ鳴るようになってこられました。
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Cさん、Dさん、ありがとうございました。
今年1年、当ブログをご愛読くださり、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんどうか、よいお年をお迎えください。