【しあわせ音楽ライフ♪】ヒモトレ①解説とお勧め2種 #018

今回は、当教室で導入し、受講生のみなさんにたいへん好評いただいている「ヒモトレ」について解説しています。
ヒモを身体に緩く巻くだけで、吹き吸いがしやすくなったり鳴りにくい低音が鳴るようになったりします。

このシリーズでは、ハーモニカはもちろん全ての楽器愛好家の方に向けて、趣味の音楽で幸せになるための方法や考え方についてお伝えしています。
みなさんの音楽生活をより楽しく充実したものにして、楽器演奏を通じて幸せになっていただけるヒントを提供するコンテンツ作りを目指しています。

ヒモトレ①解説とお勧め2種

「ヒモトレ」とは

  • 「ヒモトレ」は、バランストレーナーの小関勲先生が考案された、身体にヒモを緩く巻くことで身体が本来持っているポテンシャルを引き出し整える、身体のバランス調整法です。
  • ヒモを巻くだけで姿勢や呼吸が整うため、ハーモニカ演奏によい効果をもたらしてくれるだけでなく、肩こりや腰痛が改善したり普段の身体の動きが楽になるなどの効果が生まれることもあります。
    特に、日頃から呼吸が浅い方、細かいフレーズで音量が出せない方、発音時や吹き吸いの切り替えの時に力んでしまう方は効果を実感しやすいと思います。
  • 効果の出方は人それぞれですが、当教室では現段階で効果がゼロだった方はいらっしゃらず、わずかでも何らかの効果が出ています。中には、ご本人も私も驚くくらい、劇的に効果の出た方も数名いらっしゃいました。
    100円ショップのヒモ1本ではじめられますし、デメリットはありませんので、だまされたと思って気軽にはじめられるのがよいのではないでしょうか。
  • 毎日ずっとつけ続けていても問題ありませんが、ヒモによりパフォーマンスが向上した状態を脳に繰り返し記憶させることで、最終的にはヒモがなくても高いパフォーマンスを維持できることを目指します。

必要なもの:ヒモ

  • 100円ショップの手芸コーナーで売られている、巾着袋などに使われるヒモ。
  • 丸ヒモで直径4~8mm、適度に伸縮する組ヒモが最適。
    ※伸縮性のない硬いヒモ、ゴムは不可。
  • 長さは1.5~1.8mほどあるとよい(3m以上必要な巻き方も一部紹介しています)。
  • 色に決まりはないが、気に入った色、普段身につけることの多い色がよいかも。
  • 公式サイトで販売されているものは長さ調整がしやすく便利だが、100円ショップのものでも十分。
  • 鍵編みのヒモは3mmの丸ヒモ使用し、必要な長さの約4倍の長さを用意する。
    ※鍵編みのヒモは効果を更に上げると言われていますが、まずは普通のヒモでお試しいただければと思います。

ハーモニカ演奏への導入

ハーモニカ演奏はもちろん、他の楽器の演奏や日常生活でも活用できる巻き方を紹介します。まずは、①②から試されるのがお勧めです。
巻き方の名称は、公式のものではない場合もあるかもしれません。ご了承ください。

  1. たすき掛け:背中でクロスするように巻く。動きに制限がかからないよう緩くセットする。
  2. お腹巻き:女性はウエスト、男性はおへそあたりに巻く。こぶし2つ分入るくらいの緩さ。

ヒモは基本的に緩く巻くのがコツです。動きを制限してしまったり、きつ過ぎて気になってしまうと逆効果になる場合もあります。

ヒモは、基本的に筋肉の上を避けて巻くようにしてください。

他にも巻き方はあるので、何度かにわけて紹介したいと思います。
効果の出方は人それぞれなので、自分自身に向いている巻き方をいろいろ試しながら見つけていくことが必要です。また、同じ巻き方でも結び目の位置を変えることで効果が変わる場合もあるようです。

参考にしていただけましたら幸いです。