【しあわせ音楽ライフ♪】昭和生まれ世代が音楽で幸せになる方法 #003
クロマチックハーモニカ初心者、中級者の方向けの音声コンテンツです。ラジオ感覚で聞くことができて練習のコツがわかるコンテンツを目指しています。
文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。
今回は、ハーモニカやその他の楽器演奏を趣味にされる、主に昭和生まれの世代の方が、どうすれば趣味の楽器演奏を今以上に楽しむことができるか、幸せになることができるかというお話しをしたいと思います。
世代というよりは個人の環境の影響が大きいのかもしれませんが、もしかしたら子どもの頃の時代背景が少し関わってくるのではないかと感じたので、今回はこのようなタイトルでお話しをさせていただいています。昭和世代といってもかなり広範囲ですし、あくまで個人の考えですので、予めご了承いただいた上でお聞きくださいますようお願いいたします。
私は昭和51年生まれなのですが、私と同世代の方や少し前にお生まれになった方の世代では、学校などの集団生活において、今以上にみんながいろんなこと、もしくはいろんな科目を平均的にできる能力というのが求められていたように感じています。
個人や環境の差が大きいとは思うのですが、得意なことをより伸ばすというよりは、どちらかというと苦手なものを平均値に近づけるという教育を受けたように、私自身は感じています。
私自身の経験では、小学校に入学した直後に算数の成績がよくなかったので公文教室へ行くことになったり、親が苦手だった書道や英語を習いに行っていました。それは、得意分野を伸ばすという発想ではなく、子どもに苦手なものを作らせない、みんなと同じようにできる子になるように、という発想だったと思います。
もちろん、それは親の愛情だったと思いますし、当時の社会を生きる上ではプラスになっていたと思います。
ただ、何事にもメリットもあればデメリットもあると思います。生徒さんのレッスンをしていて感じることは、できないことに意識が向きがちで、平均的に人と同じことをしないといけないという意識の強い傾向の方が多いように思います。今思えば、私自身もその傾向にあったように感じています。
では、そのようなタイプの人は、どのようにすれば今以上に音楽を楽しむことができるのか、幸せになれるのかということについて、私なりに考えたことをお話ししたいと思います。
それは、できないことにフォーカスするのではなく、ご自身の得意なこと、楽しいと感じること、良い面を更に伸ばすという発想に転換することだと思います。
「得意なこと、良いところなんてないわ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、得意なこと、良いところがゼロという人は誰一人いらっしゃいません。
難曲が吹けるとかそういうことではありません。易しい曲だったとしても、音色がすごく素直で美しかったり、楽しそうに演奏されていたり、いつも選曲が素敵だったりなどなど、どなたにも必ず良い面はあります。
できないことに意識が向いていると、ご自身の良い面に気付きにくくなってしまいます。もちろん、できなかったことができるようになるということもとても良いことですが、できないことをネガティブ感情で捉えず、フラットな気持ちで受け止めることが必要だと思います。
そして、ご自身の良い面を謙遜せず素直に受け止めて、それを更に伸ばす意識を持ってみてください。
そうすることで音楽がより楽しくなり、自然と練習の方向性も見えてくると思います。
この話が当てはまるかもしれないと少しでも感じられた方は、是非今日から発想を変えてみてください。
参考にしていただけましたら幸いです。ありがとうございました。