【ハーモニカラジオ】 低音域の鳴らし方 クロマチックハーモニカ ハーモニカ #024

クロマチックハーモニカ初心者、中級者の方向けの音声コンテンツです。ラジオ感覚で聞くことができて練習のコツがわかるコンテンツを目指しています。

文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。

低音域の鳴らし方

低音域の鳴らし方(高音域と同じ)

  • 最初は鳴りにくいと感じるかもしれませんが、その場合、中音域も本来の美しい音色で鳴らすことができていない場合がほとんどです。
  • 基本的には「単音の鳴らし方」「パッカー奏法で大きな音を出す」で説明したポイントと同じです。
  • 唇が過剰に力んでいると音が鳴りにくくなります。唇は単音が出る範囲内で少し緩め、下唇でマウスピースをとらえる感じにすると鳴らしやすくなることがあります。
    ※過度に下唇に頼ろうとすると顎を痛めることがあるので注意してください。

低音域

  • 低音域の鳴らし方は、奏者によってポイントが違う場合があります。
  • レスポンスとクリアな音色を重視したい場合や、中音域・高音域と音色のキャラを同じくしたい場合、喉は開いた状態を維持しながら口の中は少し狭くします。個人によって感じ方の違いはありますが、舌のやや奥の腹を盛り上げるようにします。サ行の発音に少し近い感じですが、ピッチが下がらない範囲内にしてください。
  • エアリーで温かみのある音色を重視したい場合は、中音域、高音域と基本的にはほぼ同じようにします。
  • 低音域はリードが長いので、息の量が中音域、高音域よりも多く必要ですが、著しく息が続かない場合は鼻からも同時に息が抜けていないかチェックしてください。
    鼻をつまんで音を鳴らした場合に楽に感じたり、音量が増す場合は鼻から息が抜けている証拠です。無意識的に鼻からも息を抜くことで鳴らしやすくしている方が時々いらっしゃいます。他の音域でも同じようにしている場合も稀にあります。
  • 低音域は喉の開きが特に重要で鳴りに影響しやすいです。意識してみると鳴らしやすくなることがあります。

超低音域(16穴)

  • 低音域よりも更に低い音域になります。低音域と違い、超低音域の場合は息の量がポイントになりますので、しっかりと息の量をキープすることが大切です。
  • 低い方の③④あたりは、人によっては鳴らしにくく感じるかもしれません。ピッチが下がっていないか、チューナーなどでよく確認をしてください。
  • イメージとして、鼻にはかけないけれど鼻にかける感じだったり、後頭部経由で息を吸うようにイメージすると鳴らしやすくなる場合があります。