【ハーモニカラジオ】ハーモニカの動かし方”ローリング”とは? #016
クロマチックハーモニカ初心者、中級者の方向けの音声コンテンツです。ラジオ感覚で聞くことができて練習のコツがわかるコンテンツを目指しています。
文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。
取り上げて欲しい内容などありましたら、お寄せいただければと思います。
動画はこちら→https://youtu.be/_d3E94RzurQ
ハーモニカの動かし方”ローリング”とは?
前回の「ハーモニカの持ち方」に引き続き今回もラジオ感覚でお聞きいただく話題としては扱うことが難しい内容なのですが、クロマチックハーモニカの動かし方について解説をしたいと思います。
演奏中、穴を移動する場合はハーモニカ自体を動かすことが一般的です。ポイントは次の通りになります。
- 手首を柔らかくして、顔の前で弧を描くようにイメージして動かします(画像参照)。「顔の前」というのが重要です。ハーモニカを動かすときにハーモニカが顔の前から離れる感じ、外へ逃げる感じになります。ハーモニカのマウスピースで顔の前にフラフープくらいの円の軌道を描くイメージになります。⇒ローリング
- ローリングの際、基本的にはハーモニカがぶれないようにします。ハーモニカを構えた状態でのハーモニカの角度(地面と平行or少し右上がり)が、ローリングをすることによって変化しないようにします。
- 手首をこねるように動かしてしまうと、ローリングの時に描くカーブがきつくなりやすいです。手首は、自然に腕や肩の動きに連動して動く感じがよいと思います。
- 脇がしまりすぎていたり、肘が胴体に近づきすぎると、自然な動きを阻害してしまう場合があります。脇は握りこぶし一つ分程度が入る間隔をあけておき、肩は落としておきます。両腕が「ハ(片仮名)の字」になるようにして、肘は楽な位置をキープします。
- ローリングの時、肘は固定でも少し動いてもどちらでもかまいません。身体特性上、固定するイメージを持つ方がよい人と、ある程度自然に、自由に動かすイメージを持つ方がよい人に分かれるそうです。前者の方は、肩から動かすイメージを持つとパフォーマンスを発揮しやすい場合があります。ご自身に合った方を見つけてください。
- 動かす瞬間に、マウスピースに唇を軽く押し当てながらローリングさせると、自然なカーブが描きやすいです。また、唇からマウスピースが離れにくくなります。
※ただし、押し当てるというイメージを持つと上手く動かすことができなくなる方もごく稀にいらっしゃいます。ご自身に合っていないと思ったら無視してください。 - 必ず、穴番号に忠実に動いてください。幼少期からハーモニカをされていたり、小さい頃から楽器演奏の経験がかなりあって音感がよほどよい方を除いては、感覚だけで穴番号の移動をするのは難しいと考えてよいと思います。音名と穴番号をしっかり同期させて正しく動くことを心がけてください。
※得意な動き方や楽な姿勢は人それぞれです。ご自身がパフォーマンスを発揮しやすい動かし方を見つけてください。