【ハーモニカRadio #005】発表会前日から本番までの正しい?!過ごし方

クロマチックハーモニカ初心者、中級者の方向けに、音声コンテンツを発信していくことにしました。今回は第5弾です。
今回は、7月18日の合同発表会まで1週間を切ったので、発表会に向けて確認しておきたいこと、練習しておきたいことをまとめました。

ラジオ感覚で聞くことができて練習のコツがわかるコンテンツを目指しています。
文字を読みたい方、YouTube動画で視聴したい方のために、ブログ(末尾参照)、YouTube動画もご用意しています。
取り上げて欲しい内容などありましたら、お寄せいただければと思います。
よろしくお願いいたします。

発表会前日から本番までの正しい?!過ごし方

タイトルに「正しい」と書いていますが、本当の正解はその人それぞれにあると思うので、参考として捉えていただければと思います。


・前日は基本的に普段通りに過ごす。夕食は温かくて消化のよいものにするとよい。カレーなど辛いものや、お寿司などの塩辛いものは、翌日口の中が乾きやすくなるので避けておくのが無難。

・会場までの道順等の確認し(地図や会場の連絡先などを紙にプリントしておくと安心)、当日持参する楽器や譜面はもちろん、衣装や靴も準備しておく。スマートフォンの充電も行っておく。

・夜更かしすることなく、普段通りの時間か、早朝に出発する場合は早めに就寝する。眠れない場合は布団に入って目を閉じるだけでも休まるので、焦る必要はない。
(スマホやパソコンの画面は、就寝1時間前からは見ないようにする。眠る直前は紙の本やブルーライトの出にくい電子書籍リーダーで本を読むのがオススメ)

・当日朝も、前日夜と同様辛いもの、塩辛いものは食べないようにする。また、験担ぎやスタミナを付けるという理由で、普段の朝食では食べないような消化しにくいものを食べるということは避けておく。

・当日朝から演奏が終わるまでの間は、スマートフォンを操作する回数をなるべく減らし、普段から移動中に難しい本を読んだりパズルなどされている方も、控えておいた方がよい。
(人は、1日に物事を判断できる回数がだいたい決まっているということを聞いたことがあります。本番に普段通りの判断力を発揮できるよう、念のため頭を休ませておいた方がよいように考えています。)

・会場へは季節に関係なく飲み物を持参する。演奏を考慮し、糖分の入っていない水やお茶にする。また、口の渇きに心配がある場合はラムネ(ミント味以外、レモンや梅味があるとなおよい)など用意するとよい。ただし、演奏前には水などでリセットする。
(飴玉は咄嗟に噛んで飲み込むことができないことや、舐め方を誤ると口の中を切るリスクもあるのでお勧めできません。)

・会場へはある程度余裕を持って出発し、到着したらステージの配置などをよく確認する。

・緊張してきたら、ゆっくりと息を吐いたあとに5秒間息を吸い、次に10秒かけて息を吐く呼吸を繰り返す。吐きと吸いの切り替えは1,2秒間をあけるとよい。手指が冷えている場合は温めるのも効果的。
また、誰でも緊張はするものなので、焦ることなく緊張している自分自身を許し、受け入れる。

・緊張で口の中が渇く場合、耳たぶの前あたりを優しくマッサージするとよい。また、両手が塞がっている場合は、舌の下側を歯で軽く刺激したり、レモンなど唾液の出やすそうな食べ物を思い浮かべる(ただし、演奏中は位置を見失うことがないように気をつけてください)。

・出番が来たら慌てずステージに上がり、ハーモニカの安全を確保した上で譜面台の高さの調整などを行う(ハーモニカの落下には注意すること)。譜面は、必要があればクリップなどでとめておくとよい。
ハンドマイクで演奏する場合はマイクを持つ。慌てず普段のペースで行うのがポイント。

・演奏中は、演奏しているフレーズと音に集中し、過ぎた場面や何小節も先のことを考えないようにする。また、もしもミスをしてしまっても声を出したりすることなく、しれっと演奏に戻るようにする。
(普段の練習でも、ミスをしても声を出さず、カラオケ伴奏をストップさせずに演奏し続ける癖を付けておくとよいです)

・エンディングアドリブ、アレンジを演奏する場合、先にカラオケ伴奏が終わっても慌てず自分のペースで最後まで演奏する。また、もしもミスをして途中でわからなくなったら、仕切り直して最後の2,3音だけを落ち着いて鳴らす。(上手く演奏できなかった場合、最後のどの音を鳴らすのかを決めておくとよいです)

・演奏が終わったら静かに前を向き、客席に一礼をする。伴奏者がいる場合は伴奏者にも一礼し、感謝の気持ちを伝える。退出時は楽譜、ハーモニカを忘れないように気をつける。


前日から当日の演奏が終わるまでに気をつけておきたいポイントについて、私見ではありますがまとめてみました。細かいことですが、一つ一つの準備が緊張を和らげ、本番でのパフォーマンス向上に繋がるのではないかと思います。

また、本番ではよほどの人でない限り誰でも緊張するものなので、普段の実力が100%出せるということはまずないと考えてください。よくて6割だと思います。なので、本番では6割をしっかり出し切ること、そして普段の練習では6割を上げていくという考え方で練習するとよいのではないかと思います。

本番は5分間ほどですが、十分に楽しんでいただければと思います。ご健闘をお祈りしています!