生徒さんのレッスン日記2022.4.27

今日は8名の方のレッスンで、うち4名の方が通学受講されました。

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Aさん:ハーモニカ歴がとても長い方です。これまで数多くのクロマチックハーモニカを購入して所持されてきましたが、本当に使えるものだけを残したいとのご相談をいただきました。
現在稼働中のものだけでも、ファビュラスF-48Cが1台、グレゴアモデルG-48,48Wが各1台、シリウスS-56Cが1台、旧Super64Xが4台、同GoldとSilverを各1台お持ちだそうです。
4台のSuper64Xの状態を見てほしいとのことで確認させていただいたのですが、ボディ部分の破損で交換をされている影響なのか息漏れのひどいものがあったり、長年使われていたためマウスピースのメッキが剥げて長時間の演奏に耐えられないものもありました。状態の良い1台のみ残すことにされました。
ハーモニカはたとえメーカー、機種が同じであったとしても1台1台に個性があり、それに応じて微妙にアプローチを変える必要があると思います。なので、基礎練習も曲も本番も、基本的には1台でよいと思っています。使わなくなった64Xについては、ばらして部品など使うことができ、引き取り先も決まりそうです。

Bさん:発表会で演奏される曲に取り組んでおられます。オンライン受講ですが、リズムの難しい箇所を一緒に演奏して練習しました。オンラインなので遅延が発生するのですが、私の方ではスピーカーの音を小さくしてカウントを入れた上で演奏を何度か繰り返します。生徒さん側ではそれに合わせて一緒に演奏していただいた後、今度は生徒さんお一人で演奏していただきます。これで、大抵の方は一人でもしっかりメトロノームに合わせて演奏することができるようになられます(その前に譜読みがある程度できていることが前提)。Bさんの場合もほぼ演奏ができるようになっておられました。通信はiPadでされていたので、念のためiPhoneのボイスメモ機能で録音をしていただき、あとで復習もできるようにしていただきました。曲が順調に仕上がってこられているので、今後が楽しみです。

Cさん:中音域のベンドビブラートの音色に少し違和感があるとのことでした。以前に比べるとかなり良くなっておられるので、今はお好みの範囲に入ってくるのではないかとも思うのですが、ご本人が気になられるとのことなので解決策を考えました。
私が聴いた感じでは、吹き音のときに舌先が少し動いているのではないかと思ったので伺ってみると、確かに吹き音のときだけ動いているとのことでした。意識しすぎると力んでしまいそうなので、舌先を下の前歯の付け根あたり(もしくはそれより少し奥)に軽く付けるというかキープする感じにして、主に舌の腹でベンドビブラートをかけていただくようお伝えしました。ご自宅でじっくり試していただければと思います。

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今日は久しぶりに一日中スタジオにいました。お昼休みにギター教室のM先生からSSLのオーディオインターフェイスをお借りして、録音の試奏をさせていただきました。なかなかよかったなと思っていたところ、午後のレッスンでDさんからお勧めのオーディオインターフェイスを尋ねられました。3〜5万円の価格帯のものをお探しのようだったので、SSLのものも含めていくつかお伝えしておきました。お昼の試奏は偶然だったのですが、お役に立てたようでよかったです。

今日レッスンを受講された皆さん、お疲れ様でした!