上手くなってから行動するのではなく、上手くなるために行動する

先日のレッスンでのこと。
あまり聞いたことのないメーカーの1万円以下の機種をお持ちの生徒さんが、咥え方には問題がないにもかかわらず、オンラインごしでも息漏れの音がはっきり聞こえる状態で演奏をされていました。
私がそのことをお伝えしたところ、「もうちょっと上手くなったら楽器を買いかえます」とおっしゃっいました。

以前「初心者が1万円以下の楽器を最初に買っても大丈夫?」という動画を投稿しましたが、楽器の善し悪しが判断できない初心者だからこそ、信頼できるメーカーで品質の安定した機種を買うべきだと私は思っています。

上手くなってから行動をおこす(この場合「買う」という行為)のではなく、上手くなるために行動するのがよいのではないかと考えています。

発表会やイベントも同じで、上手くなってから人前で演奏するのではなく、上手くなるために演奏するというのが本来なのではないかと思います。
(ただし、人前に出ることが苦手な方は、いろんな楽しみ方があってよいと思うので出ない選択肢もありだとは思います。)

その生徒さんに、このことをお伝えしたところ「ハーモニカだけに限ったことではありませんね」と言いながら、熱心にメモを取っておられました。

少しでも早く上達したいと考えておられる方は、是非実行してみてください。