発表会を楽しもう②

当教室初のオンライン発表会まで1ヶ月を切りました。
発表会特集第二弾は、選曲について記したいと思います。

発表会を楽しもう①」でも記しましたが、難易度にこだわり過ぎたりランク付けするような聴き方は、あまり良い聴き方だとは個人的には思えません。
今できること、表現したいことを精一杯演奏していただければと思っています。

苦手な箇所のために緊張してしまっていませんか?

練習でもあまり成功しない難しいフレーズのために、極度に緊張して体が硬くなってしまっていませんでしょうか。
チャレンジ精神も大事だと思うので最終的には個人の判断になるとは思うのですが、たった一箇所のために緊張し、全体の音楽性やのびのびとした表現が損なわれてしまってはとても勿体ないです。
まずは取り組んでみて、厳しいと思った場合は速度を少し落としたり、アレンジされた箇所であれば音数を減らす対応を検討してみられてもよいかと思います。
また、全体的に難しく成功率が低かったり、伴奏からずれやすい箇所があるなどリスクを抱えている場合は、思い切って易しい曲に変更することも検討するのがよいかもしれません。
ただし、発表会は基本的にご本人の好きな曲、表現をすればよいと思うので、強い思い入れがある場合はリスクを取ってもよいと思っています。

その曲、そのアレンジ、本当に貴方が表現したいことですか?

「長く続けているからこのくらいの曲にはしないと……」「入門向けのアレンジではちょっとねぇ」「テーマだけでは恥ずかしいかしら?」などと思っていませんか?
個人的には、ハーモニカ歴に関係なく好きな曲、好みのアレンジで演奏していただければと思っています。
他人の価値観で選曲するのではなく、ご自身の価値観で選んだ方が発表会をより楽しむことができるのではないでしょうか。そして、心から楽しんでいる人の演奏は、聴き手も楽しむことができますし、感動できると思います。
テーマのみでの演奏でも気にせず出演してください。また、今回はオンライン発表会なので、テーマをワンコーラスのみという短時間の演奏もしやすいです。
会員の方は是非気軽にエントリーしてください。

慣れ親しんだジャンルの曲は鉄板です

本番でしっかり実力を出し切りたいのであれば、昔から長年慣れ親しんだジャンルの曲を選ぶのがよいと思っています。
例えば、日常的にジャズを聴いた経験のない方がいきなりジャズの曲を演奏するのはハードルが高いです。
でも、先ほども言いましたがチャレンジ精神も大事だと思います。新しいことにチャレンジしたいという強い気持ちのある場合は挑戦されてもよいかと思います。
ただし、それが本当にご自身の演奏されたい曲なのか考えてみてください。他人の評価を気にして無理に親しみのないジャンルの曲を演奏しても、のびのびとした演奏は難しいのではないかと思いますがいかがでしょうか。

初出演の方は入門向け曲集からの選曲がオススメ

お持ち込みの楽譜でも出演が可能なのですが、スローだと思っていても案外譜割りが難しかったりする場合が多いです。
入門向けのクロマチックハーモニカ曲集は当然のことながらその点が考慮されているので、初心者の方が無理なく演奏できる選曲、アレンジがなされています。
もちろん、思い入れがあればお持ち込みの楽譜でもかまわないのですが、しっかり実力を発揮したい場合は入門者向けの曲集がよいかと思います。

以上、発表会で演奏する曲の選び方について記してみました。
参考にしていただき、発表会を楽しんでいただければ幸いです。
次回は、発表会に向けて揃えておくとよい機材について紹介したいと思います。


なお、今回のオンライン発表会は、オンラインという特性上、正会員、準会員の方と、過去に1年以上個人レッスンを継続受講されていた方限定のイベントとさせていただいています。
SNSの方でご質問をいただいたのですが、正会員は個人レッスン受講者、準会員はオンライングループレッスン受講者のことです。
後者は月額2,000円で月2回のグループレッスン参加、オンラインサロンの利用、メールでの質問等に加え、発表会での出演も可能になります。
http://www.sayuri-harm.jp/lesson/associatemember/


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