発表会での演奏をワンランクアップさせるには!

発表会本番まで2週間を切りました。とりあえず、あまり時間をかける事なく少しでも演奏をよくする方法について考えたいと思います。

マイク乗りをチェックする。
 本番はマイクを持って(もしくは立てて)演奏します。発表会に出る方は、できれば少し投資して、マイクとアンプを持っておかれることをお勧めします。
マイクから出る音を客観的に聞き、特にハンドマイクの方は、低音の入りすぎや高音の音量が小さくなったり音圧が低くなってしまっていないかを確認します。必要であれば、高音を鳴らすときにマイクを右に少し動かしたり、持ち方を工夫するなどしてみてください。
録音環境のある教室でレッスンを受けておられる方(当教室にもあります)は、録音の機会を利用してマイクの持ち方が適切かよく確認します。

タンギングがしっかり入っているか、また、不要な箇所でタンギングを入れていたり、息自体を切っていないか確認する。
 同じ音が続く箇所でのタンギングが適切に、自然に入っているかを確認します。また、レガートに表現したい箇所で不自然にフレーズが切れている(穴の移動やスライドレバーの押し離しで不要なタンギングや息自体を切る)ことがないかも確認してください。

ビブラートが音域や曲調に合っているか。
 ビブラートを入れている方は、ご自身の演奏を録音して客観的に聞いてみることを強くお勧めします。入れているつもりが客観的にはほとんどわからなかったり、ベンドビブラートが深すぎて曲調に合っていないなどということがないよう事前にチェックしておくと安心です。

エンディング対策。
 楽譜にエンディングアドリブ的なフレーズが描かれている場合(T先生の教材によくあるパターン)、ミスをしてしまっても落ち着いて対応することが大切です。「終わりよければすべてよし」と言いますが、最後の最後でこけてしまうことのないようにしたいものです。
間違っても「あっ!!」などと声を発することのないように、日頃から意識して練習してください。もし間違ってうまく音を出すことができなかったら、落ち着いて最後の2音だけ鳴らせばOKです。フレーズにもよりますが、ほとんどが問題ないはずです。事前にチェックして、2音だけ鳴らす練習もしておくと安心です。

前回は、発表会などの本番で演奏する曲の練習方法について記しましたが、今回は短期間で演奏をワンランクアップさせる方法について考えてみました。
マイクを使って人前で演奏する機会のある方は、マイクとアンプスピーカ(リバーブ付きがお勧め)は持っておかれるとよいかと思います。マイクは機種によって重さが違うので、個人的にはどこのライブハウスにもあるSHURE SM58あたりがお勧めです。
よろしければ参考になさってください。

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