ベンド奏法のときは何と発音すればいい?

ベンド奏法のコツとして、「シュー」「ヒー」・・・など、発音に例えた表現方法があると思います。
(舌を前に出すことでベンド奏法を行う場合の例)

当教室でも、生徒さんによって微妙に変えたり、もしくはピッチが下がるようになるまで一つずつお伝えしていく感じで進めています。

最近成功率が高かった表現としては、「ヒーーー」の発音をしてもらい、そのまま唇だけを普段マウスピースを咥えている形にしていただくという方法でした。
あと、結果的には同じなのだと思いますが、「シュー」の発音の状態から舌を前へスライドするという方法も効果がありました。
参照記事⇒【クロマチックハーモニカ入門#030】ベンド奏法

ただ、表現はいろいろありますが、だいたいの方がその場で少しピッチを下げることができるものの、帰宅されてまたできなくなってしまわれることがとても多いです。
できればその日のうち、遅くとも24時間以内には復習をしっかりして、習得した技術を覚えていただければと思います。

また、少し下げることができても、今度はそれを安定して使いたいタイミングで入れられるようになるには、かなりの練習が必要になります。
特に、いきなりピッチを下げたところから音を出さなければいけない前ベンドや、舌の動きの安定的な動きが求められるベンドビブラートには、もともとの舌の器用さもあると思いますが、ある程度の慣れが必要になってきます。

私も、初心者の頃はとにかく曲に入れるということで、今思えばかなり地道な練習を重ねたと思います。
現在ベンド奏法を習得中の方は、是非諦めずにコツコツと練習を継続していただければと思います。

注) レッスンに通われている方は、先生のご指導の下で練習に励んでください。独学の方におかれましても、あくまで参考とし、ご自身にあった方法で練習を進めてくださいますよう、お願いいたします。