【クロマチックハーモニカ入門#025】音の長さと「音符分割法」6(練習曲あり)

当連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開しています。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。

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実践

縦棒に符頭を描き込みます。音の開始位置にのみ符頭を描き、四分音符(休符)の2/3以上の長さになる場合はタイで音の長さ分をつなぎます。
次に、縦棒の下に片仮名を記入していきます。ポイントは次の通りです。
・四分音符以上の長さになる場合、譜頭のついていない箇所には、その音名の母音を書く。
・母音が3つ以上になる場合は、赤字の「キ」のタイミングから「イイチニイイサアンヨオン」と書く。
・四分音符の2/3の長さの場合は、音名の次の箇所を母音にせず「ッ」を書く。
(曲調によっては、母音でもよい場合もあります。適宜判断してください。)
・二分休符未満の休符については、赤字の「キココ」をそのまま記入する。
・2分割のルールでは、1小節目の八分休符の箇所には本来「コ」が入るが、読みづらいことや実際に演奏する場合のノリを考慮して「ッ」にしている。
(曲調により判断すること)

これらのメロディを正しいリズムで演奏できるよう、練習をしていきます。
・準備で設定しておいたメトロノーム(「キココ」に設定)を鳴らし、縦棒の下に記入した片仮名を、メトロノームの音に合わせて読み上げ、2分割法のときの要領で練習を進める。
・可能であれば、「キ」「コ」「コ」それぞれのタイミングで足を踏む(足でリズムを取る)とよい。
・BPM=55~60程度で演奏できるようになったら、テンポはそのままでメトロノームの設定を「キ」に変更して再び練習する。
・足でリズムを取っている場合は、足を踏むタイミングもメトロノームに合わせて1/3に減らし、「キ」にする。
・「キ」の設定で正しく演奏できるようになったら、再び目標のテンポまで徐々にテンポアップしていく。

EX.5音符分割法歌唱例:https://youtu.be/9TpmJ_vghtk

練習NO.21

模範演奏:https://youtu.be/AcABR_k8rfA

チェックポイント
準備で設定しておいたメトロノーム(「キココ」に設定)を鳴らし、縦棒の下に記入した片仮名を、メトロノームの音に合わせて読み上げ、4分割のときの要領で練習を進める。
可能であれば、「キ」「コ」「コ」それぞれのタイミングで足を踏む(足でリズムを取る)とよい。
BPM=55~60程度で演奏できるようになったら、テンポはそのままでメトロノームの設定を「キ」に変更して再び練習する。
足でリズムを取っている場合は、足を踏むタイミングもメトロノームに合わせて1/3に減らし、「キ」にする。
「キ」の設定で正しく演奏できるようになったら、再び目標のテンポまで徐々にテンポアップしていく。