当連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開しています。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。

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十六分音符が中心のメロディ「4分割」

  • 基本的に2分割と考え方は同じですので、ここでは主に2分割と違う点を解説していきます。
  • EX.4のメロディの譜読みをします。この譜例の場合、最も短い音は十六分音符になりますので、下記の通りに準備を行います。

準備

  • メトロノームを「キコカコ」に設定し、BEATを練習したい曲の拍子に合わせます。
  • テンポは、「キコカコキコカコ…」と楽に聞き取れるくらいの速さにします。(BPM=30~40程度) 
  • 上の黒字で描かれた図を別紙に描きます。(上の図は、4/4拍子で2小節分)
  • 縦棒1本が十六分音符(休符)の長さを示しており、二重横線1本(縦棒4本のセット)で四分音符の長さを示しています。

実践

  1. 図を参考に、EX.4の譜例と対応させて、2分割のときと同様に縦棒、タイ、音名等を書き込みます。記入する音名等については、2分割では八分音符で1文字としていましたが、ここでは十六分音符を1文字とします。八分音符=十六分音符×2個分=縦棒2本分
    四分音符=十六分音符×4個分=縦棒4本分
    付点八分音符=十六分音符×2個分×1.5=縦棒3本分
  2. 次に、縦棒の下に片仮名を記入していきます。ポイントは次の通りです。
    ・八分音符以上の長さになる場合、譜頭のついていない箇所には、その音名の母音を書く。
    ・母音が4つ以上になる場合は、赤字の「キ」のタイミングから、2拍未満の場合は「キコカコ」、2拍を超える場合は「イイチイニイイイサアンン…」と書く。
    ・赤字の「コ」から音がはじまり、次の「キ」または「カ」まで伸ばす音は、音名の次の箇所を母音にせず「ッ」を書く。
    ・二分休符未満の休符については、赤字の「キコカコ」をそのまま記入する。

EX.4音符分割法歌唱例

練習№20

模範演奏

音符分割法歌唱例

チェックポイント

  • 必ず、4分割で記入して譜読みを行ってから演奏してください。
  • メトロノーム(「キコカコ」に設定)を鳴らし、縦棒の下に記入した片仮名を、メトロノームの音に合わせて読み上げ、2分割のときの要領で練習を進める。
  • 可能であれば、「キ」「コ」「カ」「コ」それぞれのタイミングで足を踏む(足でリズムを取る)とよいです。
  • BPM=45~50程度で演奏できるようになったら、テンポはそのままでメトロノームの設定を「キコ」に変更して再び練習します。
    ※足でリズムを取っている場合は、足を踏むタイミングもメトロノームに合わせて半分に減らし、「キ」と「コ」にしてください。
  • 「キコ」の設定で正しく演奏できるようになったら、再び目標のテンポまで徐々にテンポアップしていきましょう。