【クロマチックハーモニカ入門#022】音の長さと「音符分割法」3(練習曲あり)

当連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開しています。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。

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音の長さと「音符分割法」

八分音符が中心のメロディ「2分割」3

次に、EX.3に対しても記入します。ポイントは次の通りです。

EX.3音符分割法歌唱例

・EX.3の1小節目の様な、二分休符未満の休符については、赤字の「キコキ」をそのまま記入する。
・EX.3の2小節目の二分休符+八分休符については、「イチニイキ」というように、八分休符の部分だけを「キ」とし、二分休符については「イチニイ」と書く。
・例にはないが、小節がまたがって音が伸ばされる場合、次の小節の最初から再度「イチニイ…」などと記入し、「ゴオロク」とはしないこと。

【まとめ】

縦線の譜頭がある箇所に音名を書く。(二分音符以上の場合を除く。)
縦棒に譜頭のつかない箇所で休符でない場合は、音名の母音を書く。ただし、赤字の「コ」から音が開始し、次の「キ」まで伸ばす音については「ッ」を記入。
※赤字の「コ」の下に「ッ」が入ったり、「ッ」が2つ以上連続することはない。
二分休符未満の休符は、赤字の「キコ」をそのまま記入。
二分音符、休符以上の音符、休符は「イチニイサンヨン」と数字を片仮名で一文字ずつ記入。必ず、赤字の「キ」からはじまり、「イチニ」など、奇数文字数では終わらないこと。
赤字の「コ」から音がはじまっている場合は、その場所には音名を記し、次から「イチニイ…」と記す。
小節がまたがって音が伸ばされる場合、次の小節の最初から再度「イチニイ…」と記入する。

練習№19

模範演奏

音符分割法歌唱例

チェックポイント

繰り返し記号に気をつけてください。「1.」の「:‖」まで演奏した後、「‖:」に戻ってリピートします。次に「1.」には通らず「2.」括弧を通って終わります。