クロマチックハーモニカの修理について、生徒さんや愛好家の方からご質問をいただくことがあります。
基本的に、教室に通っておられて、先生がメンテナンスを全て引き受けてくださる場合は、一切できなくても大丈夫です。(当教室でも全て引き受けています)
また、リード交換など専用の工具や専門的な知識とある程度以上の技術が必要なことは、メーカや教室の先生にお願いした方がよいと思っています。
(中途半端な技術でチューニングをすると、誤った調整をしてしまい、上達の妨げになり深刻な状況になることも十分あり得ます。)

独学の方や教室でメンテナンスをしてもらえる環境にない場合は、バルブ交換とマウスピースの洗浄(修理ではないですが…)はできておいた方がよいです。いずれも、慣れれば5〜10分程度でできるようになります。
人にもよるのですが、今までたくさんの生徒さんに出会ってきた経験から言うと、特に初心者の方はバルブの交換頻度が経験者の方に比べてかなり高くなる傾向にあります。(ちゃんと温めてから練習されていても)
はっきりした理由はわからないのですが、口の中が狭かったり、腹式呼吸での演奏が不十分な方に多く見られます。
また、タングブロック奏法で演奏されている方は、パッカー奏法に比べて唾液が出る量が多く、その分バルブ交換の頻度も高くなる様です。
特に冬になると、2週間に一度のレッスンのたびにバルブの交換が数枚必要になることもあります。(当教室でのパッカー奏法での初心者の生徒さんの場合)
あと、スライドレバーについても、洗浄をせずに練習を続けていると、汚れのためスライドレバーの動きが悪くなってきます。
唾液の粘性が強い方は数日で動かなくなることもあるようなので、ご自身で洗浄できておいた方がよいです。(できれば教室に通っておられる方も、、)

レッスンの時にバルブ交換をしてもらえればよいのですが、そうでない場合、その度に梱包してメーカに送ったり、購入したお店に足を運んだりするのはたいへんだと思いますし、お金もかかり、預けている間練習もできません。(数本所持していれば何とかなると思いますが、、)
なお、私が知る限り、購入店舗が近くにあったとしても、店頭でバルブ交換など簡単な修理をしてもらえるお店というのは極々稀だと思うので、たいていは預かりでの対応になると思います。

あくまで私個人の考えですが、第三者にメンテナンスをしてもらえる環境にない方は早めにマウスピースの洗浄とバルブ交換の技術を身につけた方がよいです。
これから教室を探そうとされている初心者の方は、教室での楽器のメンテナンスの対応について事前に確認されることをお勧めします。
あと、リード交換などチューニングに関わる部分については、ハーモニカの演奏技術が確かなものになるまでは避けておいた方が無難です。
(買ってきたばかりのハーモニカを全音域でチューナーを見ながら鳴らしてみて、全て正しいピッチで鳴らすことができれば大丈夫かもしれません。あと、チューニングについてはメーカや機種等によって微妙に違うのでその辺の知識も必要です。よくわからない場合は専門家やメーカに任せるのがお勧めです。)

マウスピース洗浄とバルブ交換方法の動画を貼っておきますので、よろしければ参考になさってください。