【クロマチックハーモニカ入門#008】配列について 配列と穴番号(練習曲あり)

当連載は、私がレッスンで使用しているメモをまとめたものです。続けて読んでいただくと入門テキストになります。短い練習曲も公開しています。
初心者の方はテキストとして、経験者の方は復習教材としてご利用いただければ幸いです。

配列について

配列と穴番号

クロマチックハーモニカの配列は下図の通りです。数字は穴番号(本体のカバー上部に記されている数字)を示しており、○の付いている数字はその穴番号を吸う、○のない数字は吹きます。また、スライドレバーを押す場合は、それぞれの穴番号に下線を引いています。

・スライドレバーを押すと半音上がる仕組みになっています。但し、12番吸いのみ、スライドレバー押下で高いレの音が出ます。

・図からわかるように、ドとレが同じ穴番号のため移動する必要がありません(吹き吸いの切り替えのみ)。楽譜が読める方も、音の高さについては最初は音符ではなく穴番号を見て演奏するようにしてください。音名と穴番号が一致して正しく演奏できるようになったら、穴番号は卒業しましょう。

・楽譜が読めない方は、まずは穴番号から音名がわかるようにしてください。演奏中も穴番号を見ながら音名も理解しているようにしてください。(楽器初心者の方は、演奏しながら音名が常に頭で鳴っているようにしておくことをおすすめします。)

・クロマチックハーモニカは、4つの穴で1オクターブが完結する仕組みになっています。そのため、4と5、8と9は同じドの音が出ます。基本的に、右側のドを鳴らしますが(替え指奏法時を除く)、例外的に4や8を使うこともあります。(主に、前後の音の穴番号が4または8以下の場合。)

練習No.4

練習No.5