記憶力と聞く力

生徒さんのレッスンをしていて感じることなのですが、シニア世代の生徒さんはよく「記憶力が落ちてしまったので、、」というようなことをおっしゃいます。
確かに、以前お伝えしたことを覚えておられなかったということはありますが、若い生徒さんでもおありです。(私もメチャクチャ忘れっぽいですが、生徒さんのレッスン記録をきっちり取っているので言ったことはわかります。)

それよりも、聞く力といいますか、固定概念が若い生徒さんよりも強い方が多いようには感じています。
例えば、マウスピースを咥えるときはあまり力みすぎない方がよいですし、慣れてくると少し緩めるくらいの方がよい音が出るということがわかると思います。
毎回いろんな言い回しでお伝えはするのですが、1つの穴を咥えなければならないという意識が強すぎて、その意識に縛られてしまっておられる方が時々いらっしゃるように感じます。
きっと、その意識を強く持ちすぎるあまり、中には頭で理解できても体が思うように動かないという場合もあるとは思いますが、固定概念が原因ではないかと思われる事例も複数ありました。
(実際、お伝えし続けて何ヶ月か経ったある日、ひょんなことから開眼?!されて、「力いらなかったんですね!」と理解される方も。私は心の中で、「ずっとお伝えしてきています、、」と思うのです。)

個人差はかなりあると思うのですが、咥え方に限らずいろんなシーンで見受けられることですので、もしお心当たりがおありの方は、一度脳内をまっさらな状態にしてアドバイスを聞いてみられてもよいかもしれません。
以前少し記した内容に近い部分もあるのですが、気になったので再度記してみました。
いかがでしょうか??